シャギー「復帰にあたり、シャギーを再創造した」

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8月8日にリリースしたニューアルバム『イントキシケーション~陶酔』が絶好調のシャギー。先週末に行なわれた、名実共に国内最大級のレゲエ・フェス<横浜レゲエ祭2007>でも、オーガナイザーのマイティ・クラウンがこのアルバムのリードシングル「チャーチ・ヒーゼン」をかけたところ、3万人が大盛り上がり! デビューから15年の年月を感じさせない“マチガイナイ”現場感を実感させてくれた一面でもあった。

今回、ユニバーサル・ミュージック傘下のGeffenから、ショーン・ポールやケヴィン・リトルが在籍するレゲエの名門レーベル「VPレコード」に移籍をし、制約のない自由な環境を得て自らの望む音楽を追求したシャギー。結果、デイヴ・ケリー制作によるグレゴリオ聖歌をモチーフにした話題のリディム<Heathen>を使った先行シングル「チャーチ・ヒーゼン」が世界的なヒットを記録してしまった。

「チャーチ・ヒーゼン」PV
https://www.barks.jp/watch/?id=1000019235

「Church Heathen feat. Ninja Man」PV
https://www.barks.jp/watch/?id=1000019604

「Reggae Vibes」PV
https://www.barks.jp/watch/?id=1000019632

「Can't Hold Me 」試聴
https://www.barks.jp/listen/?id=1000019631


かつて、95年のグラミー受賞作「ブンバスティック」で「ミスター・ラヴァーマン」と呼ばれるようになり、「ギャル・チューン(女の子に関するリリック)と言えばシャギー」と言われていた彼が、復帰作で何故教会ネタなのか?

シャギー本人は下記のように語っている。

「15年以上活動しているアーティストが復帰して同じことをしても意味がない。ダンスホール・レゲエでは、選択肢は銃(もしくはハッパ)・ダンス・女の3つしかないんだ。銃は俺に合わないし、ダンスはエレファント・マンの方が似合うし、女は何度も歌ってて新鮮味がない。そんな中ふと思いついたのが、Church Heathenのコーラスだったんだ。でも、俺はゴスペルは歌えない。そこで、教会で起こる面白い出来事を描くことにしたんだ。曲のビートに対してメロディーが個性的でコレはイケる!と思った」とのこと。

ダンスホール・レゲエの御大シャギーが、自ら得意とする<ギャル・チューン>ではなくはたまた定番ネタである「ダンス」でも「銃」でもない、新しい境地を切り開いた<チャーチ・ヒーゼン>は、英BBCのダンスホール・レゲエ・チャートで通算10週間1位をキープ。ニューヨークのダンスホール・レゲエ・チャートでは、なんと14週連続1位を獲得し続けている。

2000年ビルボード・アルバムチャート1位を獲得し全世界で1000万枚を超える大ヒットを記録したアルバム『ホット・ショット』以来の“大復活”を予感させるシャギーの、通算7枚目となるニューアルバム『イントキシケーション~陶酔』は、世界に先駆けて日本2ヶ月先行で発売中となっている。

アルバムには、話題のエイコン、シズラ、カリ・バッズなど人気アーティストもフィーチュアリング。「再創造されたシャギー」の復活劇は、これまでの想像を遥かに超える出来栄えで、シャギーの季節は今年もまだまだ続きそうです。
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