KOTOKO、『KOTOKOLIVE 2006 IN YOKOHAMA ARENA』インタビュー その1

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KOTOKO インタビュー

I've Sound:北海道が誇る音楽集団I've 1ヶ月連続特集

■インタヴュー

──昨年12月に横浜アリーナで開催した<KOTOKO LIVE 2006 IN YOKOHAMA ARENA>。4時間に及ぶあの日のステージは、それまでのKOTOKOさんの活動を集大成した内容になりましたね。

KOTOKO:横浜アリーナで、しかも単独で演るという話を初めて聴いたのは、2005年のI'veの主催イベントを日本武道館で行った直後のことです。最初は私一人ということで不安を覚えたんですけど、まわりの人たちが“絶対に自分の糧になるから演ったほうがいい”と背中を押してくださったので、がんばってみようと思って。具体的な内容を決めたのは昨年夏の全国ツアーを終えてからです。これまでの歩みを一つの形にしてまとめたいという気持ちもあったので、演りたい曲をダーッと並べ、そこから絞り込んでいったんです。それでも50曲近くになって、そこからさらに絞りに絞って、あの日演った27曲に落ち着きました。

──当日のメニューは、ブロックごとにテーマ性を持った流れを作っていましたね。その構成を紐解いていこうと思います。冒頭のブロックでは「UZU-MAKI」「羽」「Suppuration-core-」「海豚」「カナリヤ-SORAMA No.3 Re-mix-」と、ヘヴィでダークな心の内側を表現した楽曲を中心に並べましたね。

KOTOKO:まずオープニングなんですが、このライヴを“KOTOKOの歴史を巡る旅”にしたかったんですね。だから過去と現在の姿を映像を使って、1本の時間軸の中で繋げていくことにしたんです。最初のブロックでは、私の持ち味の一つでもある“激しくダークな姿”を打ち出しました。こういう激しい曲は、感情が昂っていくので、とてもライブ向きですよね。

──次のブロックには、「硝子の靡風」「Close to me...」「赤い玉、青い玉」「地に還る」と、心に訴えかけるような曲を並べてあります。

KOTOKO:強い想いを詰め込んだ楽曲を並べて、聴いてくれる人の心にしっとり響かせようとしたんです。中でも「Close to me」や「赤い玉、青い玉」は、私自身にとってかけがえのない楽曲なんですが、ライブで披露する機会の少なかった曲なんです。だから、横浜アリーナという大きな舞台で演奏できたことは、すっごく嬉しかったですね。

──「月夜の舞踏会」「同じ空の下で」「Charcher~シャルシェ~」では、一転してまるでカーニバルにいるかのようなムードが広がっていきました。

KOTOKO:「月夜の舞踏会」では、実際に大勢の道化師に登場してもらいました。今回のライブのイメージにカーニバルとか玉手箱というイメージがあったので、この演出はライブ全体を通して“キモ”になったな~と満足しています。このブロックが、本編第二幕のスタートですね。明るくはじけた曲をここには並べました。

──そのお祭りムードから、再び空気は一変して「秋爽」「LOVE A RIDDLE」という、ちょっと気持ちを落ち着かせた雰囲気になっていきましたね。

KOTOKO:はい。でも切なくて比較的懐かしい曲だったんですけど、すっごい熱狂的な声援があったんで嬉しかったですね。新旧問わずいろんな楽曲を愛してくれてる気持ちが。とくに「LOVE A RIDDLE」は、ライブが決まるたびに候補に上がるんですけど、結果的にいつも採用されない曲だったので、今回演奏できたことは私自身すっごい嬉しかったんです。

──ここから再び、超アゲアゲのブロックに突入します。「being」「Abyss」「Face of Fact」「Re-subilimity」と、感情炸裂ナンバーが続出。観客は大興奮でしたね。

KOTOKO:これらの曲は、KOTOKOのライブに欠かせない曲ばかりですからね。中でも「Abyss」「Face of Fact」「Re-subilimity」の3連発は、ダンスパートも盛り込まれていて私も息切れしそうなほど。これは体力の限界に挑戦っていうような面もあったんですけど、みんなの熱気に引っ張られる形で、私も気持ちを上げたまま一気に歌い切りましたね。そして「雪華の神話」でしっとりと本編は終了します。

──ハードエッジなヘヴィロック・バンドのOuterが出てきたのには驚きました。

KOTOKO:Outerは、KOTOKOとしての殻を脱ぎ捨てて、“リミッターを外した姿を出しちゃえ!!”って出来る場で、もともとは制作スタッフ陣も遊び心で作った『謎のユニット』だったんです。それを、KOTOKOのステージの本編の後に繋げたんですけど。Outerの存在を知らなかった人たちにとっては、きっと驚きだったでしょうね。私もずっと覆面ヴォーカルとして活動してたんですけど、ついにここでカミングアウトしちゃいました(笑)。

──激しさ満載のOuterも、いつものKOTOKOサウンドを聴いてる人たちにとっては驚きでしたが、アンコールで演奏した萌え系ナンバーの数々は、もっと嬉しい驚きでした。

KOTOKO:アンコールでやった「きゅるるんKissでジャンボ」や「さくらんぼキッス~爆発だも~ん~」も、KOTOKOの音楽的な表情の一つなんです。私たちはこれらの楽曲を“キュンキュン系”と呼んでるんですけど。Outerとキュンキュン系は、KOTOKOの中でもとくに両極を持ったスタイルなので、それをアンコールとはいえ、続けて見せることができたのは本当に嬉しかった。そのギャップや深さを感じてもらえたら嬉しいですね。こういうのも、KOTOKOの音楽性を語るうえでも欠かせないものですからね。

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