テクノポップ系アイドルの次世代を担う!? hicalculatorに注目!

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巷では、Perfumeが大ブレイクを起こしている。

アンドロイドのような3人と中田ヤスタカの手による、懐かしくもあり新しくもあるテクノポップが木村カエラを初めとした、各界の著名人、アーティストからの支持を集めているのは承知の事実だろう。

さて、BARKSでは、そんなPerfumeフォロアーとも呼べるアーティストをひとり紹介しよう ─── hicalculator(ヒカリキュレーター)。通称“ヒカキュン”。

どこかで彼女の名前を聞いたことがある、という人もいるかもしれない。彼女は以前から、インディーズ向け音楽配信サイトで多数の楽曲をリリースするなど精力的に活動。<NEXTMUSIC AWARDS 2005 2nd Act>を初めとした各賞も受賞するなど、アマチュア時代からその実力は認められていた。

そんな彼女が、今年の6月、配信限定でavexからメジャーデビューを果たした。

彼女自身が“(大塚)愛ちんとcapsule中田さんを大リスペクト!!” “フューチャー☆ポップを狙い撃ちよ!!”と発言していることからわかるとおり、その作品はテクノポップ。ピコピコサウンドと、彼女が綴るヒカキュン・ワールドな歌詞が魅力だ。

さて、今回BARKSでは、最新配信曲「Life in the Raw」を初めとして、メジャーデビュー後の楽曲のうち3曲を提供しているvin-PRADのリーダー・新井健史にヒカキュンについての話を訊いてみた。新井も、自身ユニットvin-PRADや、今回のhicalculatorのほか、愛内里菜やSPARKLING☆POINTのアレンジャーとしても活躍している。


【新井健史(vin-PRAD) インタヴュー】


─── どういういきさつでオファーがきたの?
新井健史(アラケン):ほら、数年前に東京でライヴしたじゃないですか。

─── ああ、年末に渋谷でやったやつ? 僕も見に行かせてもらった。
アラケン:そうです。その時に、avexのディレクターも会場に来てたんですよ。そのディレクターがhicalculatorとも知り合いで、そのつながりで曲を書いてほしいって依頼がきました。

─── あの日のライヴはvin-PRADよかったからね。完成度高かったよね。
アラケン:ありがとうございます。ディレクターが言うには、僕らの「雨上がりランデヴー」と「シェルティープリメイラ」って曲が、hicalculatorの世界観に合いそうだ、って。


─── ヒカキュンとは以前から面識はあったの?
アラケン:名前は知ってましたし、彼女の発表した曲も聴いてました。mixiでマイミクにもなってました。でも実は直接会ったりとかはしたことなくて、電話で話したくらいです。

─── どういうイメージで曲を作ったの?
彼女はそれなりにファンがついていたので、彼女がこれまで築いていたイメージを踏襲する形で、過去のhicalculatorの楽曲や彼女の声質、キャラクターからイメージを膨らませました。

─── それって、具体的にはどういうこと?
アラケン:サンプリングの多用とか。“おもちゃ箱”のような感覚ですかね。その辺を意識して効果音をいっぱい入れたりしました。一方で、打ち込みとは言ってもダンス系・ディスコサウンドにはならないような、あくまでポップで。その辺がhicalculatorっぽいんじゃないかな、と思って。


─── vin-PRADはどこまで手がけたの?アレンジまで?
作曲とアレンジですね。でも僕は直接曲を作ってなくて、別のメンバーが作曲をしました。

─── 完成した音源を聞いてみてどうだった?
hicalculatorの個性的な声質が曲に加わる事によって、全体で新しいhicalculatorサウンドが構築できたと思います。ちなみにvin-PRAD的にオススメは「Life in the law」です!


─── アラケンさんは、vin-PRADではトータルプロデュースもやっているわけだけど、もしアラケンさんが彼女をプロデュースするなら、どんな感じにしたい?
アラケン:うーん。彼女はキャラクターがたってるので、あの世界観を壊したくないというのもあるんですが、逆にキャラがたっているからこそ、そこをいい意味で壊しつつ。たとえば、曲ももっとハチャメチャな感じにして、アキバ系アイドル路線とか(笑)。Perfumeみたいに振りとかつければ、結構支持されると思います。


なお、hicalculatorの配信楽曲は毎月1曲ずつ追加され、将来的にはCDリリースも見越した活動を行なっていくとのこと。詳しくはオフィシャルサイトで。


■ hicalculatorオフィシャルサイト(楽曲試聴や購入も)
■ vin-PRADオフィシャルサイト
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