ピンク・フロイド、幻の映画『雲の影』日本上陸

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▲『More(モア)』
1969年7月にリリースされた『More(モア)』、そして1972年発売の『Obscured By Clouds(雲の影)』…両作はいずれもバーベット・シュローダー監督の映画『モア』『ラ・ヴァレ(雲の影)』の各サウンドトラックとして発売された、ピンク・フロイドの作品である。

ドラッグ、音楽、イビサ島…地中海を照りつける太陽と海を舞台に、セックスとドラッグによって破滅へと向うカップルを描いた『More(モア)』。'60年代後半に盛り上がったサイケデリック・カルチャーをクールに退廃的に描き出した歴史的傑作だが、二人を麻薬の世界へと引きずり込んでいく、絶望的なまでに美しいサウンドを創り出すのは、映画音楽を担当するピンク・フロイドであった。

バルベ・シュローデル監督にとって処女作であった『モア』に続き、再びピンク・フロイドを音楽に起用し製作された映画が『ラ・ヴァレ(雲の影)』だが、なんとこの作品はこれまで日本未上陸…そんな『ラ・ヴァレ(雲の影)』がここにきて、1972年の作品が35年の時を経て日本初公開となることが決定した。

▲『ラ・ヴァレ(雲の影)』
『モア』の死への旅立ちというテーマから監督が次に選んだのは、ひとりの女性の生の歓びの発見に至る旅路を描き出すというもの。「西洋文明から最も遠い場所」としてオーストラリア領パプアとニューギニアの奥地でオール・ロケを慣行した映像は、当時の原始的な祭礼をはじめ、幻想的な密林の表情が実にも見事に描き出されている。

ピンク・フロイドは、パリ郊外のスタジオで完成済みの映像を観ながら曲のアイディアを浮かべてレコーディング。多彩で魔性のメロディが、永遠に俗世に戻れないような雰囲気を見事に創造しているかのようだ。

日本未公開のまま35年の時が過ぎたが、虚無感漂う曲と映像は絶妙にシンクロ、そのメッセージ性溢れる作品は未だ色あせることがない、いま蘇る傑作作品と言える。

『モア』と『ラ・ヴァレ(雲の影)』は、渋谷の[シアター]イメージフォーラムにて2作品連続レイトロードショーが決定している。

<PINK FLOYD映画音楽 2作品連続レイトロードショー>
■2007年10月27日(土)~11月2日[限定上映]『モア』
■2007年11月3日(土)~[4~5週上映予定]『ラ・ヴァレ』
[シアター]イメージフォーラムにて連日PM9:00開映

特別鑑賞券\1200絶賛発売中(2作品共通)
※劇場窓口で、お買い求めの方にポストカード(×2枚)限定プレゼント
さらに、チケット2枚お買い求めの方にオリジナルポスター限定プレゼント
※当日料金 一般・学生¥1500均一 シニア¥1000
イメージフォーラム:http://www.imageforum.co.jp/
TEL.03-5766-0114
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