約3分40秒のアニメ、涙の理由は主題歌にあり?

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パナソニックが提供するNTTドコモの携帯電話『P903iX HIGH-SPEED』をもっと楽しむためのバーチャルシアター「P-Theater」で公開されている約3分40秒ほどのアニメーションに、多くの人が涙しているという。そのアニメーションは、秋元康著の小説『象の背中』(2006年4月発売)を原作としたネットアニメーションで、第1話「旅立つ日」と第2話「雲の上のお父さん」の全2話で構成された感動ストーリーとなっている。

ネットでしか観られなかった同アニメーションは、今月12日より新橋駅前SL広場の街頭ビジョンでオンエアされ、仕事帰りのサラリーマンの間でも話題に。さらに今月27日には、この小説を実写化した映画『象の背中』が公開され、より多くの人から注目を集めている。

ネットで公開されているアニメーションは、象の家族が主役の物語で、セリフは一切ない。ではなぜみんな涙を流すのか? それはこのアニメの主題歌にあるようだ。

主題歌となっている「旅立つ日」は、この小説の著者である秋元康が作詞の楽曲。ストーリーの内容を綴った歌詞を、静かに響くピアノに合わせて3人の男性ヴォーカルがやさしく歌い上げている。命の終わりを神に告げられたお父さん象が、残りの時間を家族と一緒に過ごす様を歌で表現しているのだが、これがなんとも切なく、心打たれるのだ。

ところでこの楽曲を歌っているのは誰かというと、所沢市在住の松山優太、有尾文也、岡 直樹の男性ヴォーカル3人と女性ピアニスト・佐藤めぐみからなる4人グループ、JULEPS(ジュレップス)。レオパレス21のテレビCM「40万個の鍵」編で、CMテーマソング「それぞれの夢」を歌っていた実力派だ。10月31日にこの「旅立つ日」でメジャー・デビューする。

今月26日には同アニメのDVD『象の背中-旅立つ日-』が発売され、前日の25日には、新橋駅前SL広場のFARO CITYビジョン前にて、彼らが生ライヴを行なった。

都内でのフリー・ライヴは初めてという彼らだが、当日はサラリーマンはもちろん、たくさんのファンが集まり、19時のアニメ上映時には約800人という大盛況ぶりを見せた。そんな中、彼らは集まってくれた人たちにデビューの報告をし、「旅立つ日」を披露。その美しい歌声とコーラスに、誰もが静かに聴き入り、中には涙する人もいた。

この曲について彼らは「聴いてくださる方が、今ある当たり前の生活の中で、家族と過ごす時間を幸せに感じてくれたら」、「心あたたまる歌にめぐりあえて幸運です。愛を込めて演奏したいと思います」とコメント。観に来た人に、家族の絆を改めて考えさせてくれるようなライヴとなった。

JULEPSは所沢市民文化センターMUSE大ホールでマンスリー・ライヴを実施している。次回ライヴは、11月12日の予定とのこと。この曲を生で聴きたい人は、ぜひ足を運んでみては?

■JULEPSコメント映像
■「旅立つ日~完全版」楽曲試聴


◆リリース情報
デビュー・シングル「旅立つ日~完全版(初回限定盤)」
UPCH-9408 ¥1,300(tax in)
2007年10月31日発売
※初回限定盤のみ『象の背中アニメ・ダイジェスト版』DVD付き

JULEPS オフィシャル・サイト
http://www.juleps.jp
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