オルタナティヴ・フォークの新星、suzumokuの曲に問い合わせ相次ぐ

オルタナティヴ・フォークの新星“suzumoku”(スズモク)が10月にリリースしたデビュー・アルバム『コンセント』に収録されている「週末」が、FMラジオのリスナーを中心に話題になっているという。

事の発端は、福岡のFMラジオ局、CROSS FMがこの「週末」を紹介したこと。オンエア後すぐに問い合わせが相次ぎ、「母が聴いてて私に教えてくれたのですが、衝撃の内容に涙が流れました」など、リスナーからの熱いメッセージやリクエストが多く寄せられるようになった。そして遂には同局の洋邦総合チャートで最高位２位、邦楽では１位を獲得。アルバム発売から１ヵ月が経った今もその熱は冷めることなく、リクエストが寄せられ続けているという。また、USENインディーズ・チャートも20位と急上昇し、話題は全国へと拡がりつつある。

この曲で歌われているのは「架空の週末」。駅のホームから飛び込み自殺を図る少年・自傷行為の傷を抱えて路上で歌う少女。衝撃的とも取れる週末の風景が綴られていく。しかし、若者から寄せられるメッセージのほとんどは「この曲を聴いて勇気をもらいました」というものなのだとか。「何を掴んで　何を落として　何が正しくて　何が間違いで…」と疑問を投げかけるこの曲のサビ部分は、周囲に本音をぶつけられない今の若者の心の叫びとも取れる内容で、多くの共感を呼んでいるのかもしれない。

■suzumoku Official HP http://www.worldapart.co.jp/suzumoku/
■レーベルOfficial　http://www.worldapart.co.jp/apareco/　※試聴ができます。