モリッシー、NMEに謝罪を要求

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モリッシーが、『NME』誌の記事に対し謝罪を要求。木曜日(11月29日)午後1時までになされない場合、名誉毀損で法的手段に訴えると告知したが、『NME』側から謝罪の言葉はなかった。

『NME』最新号の表紙を飾っているモリッシーは、インタヴューで「移民が増え、英国はアイディンティティを失いつつある」と話したといわれ物議をかもしていた。彼は「外国から来た人たちに対して悪い感情は抱いてないよ。でも英国への移民が増えれば増えるほど、英国はアイデンティティを失っている。その代償は大きい。ドイツを旅すると、そこは全くもってドイツだ。スウェーデンだって、自国のアイデンティティを持ってる。でも英国を旅してても、一体自分がどこにいるのかわからない。ナイツブリッジを歩いていると、ブリティッシュ・アクセントなんてこれっぽっちも聞こえてこないだろうよ」と語ったそうだ。

英国では現在、移民の増加を問題視する声が一部で上がりつつあるが、モリッシーの発言もその1つ、さらには人種差別主義ともとられかねない。彼はそこに憤慨しているようだ。また、インタヴューを行なったジャーナリストは、原稿は『NME』の編集部により書き直されたとも話している。

BBCによると、モリッシーの弁護士の謝罪要求に対し期限内に応じなかった『NME』は「モリッシーの法的代理人が連絡を取ってきたのは認める」が「これ以上のコメントはできない」とだけ話しているという。

モリッシーの弁護士は、金曜日(11月30日)ロンドンの裁判所へ出廷し“誹謗”のかどで『NME』を訴えるという。

Ako Suzuki, London
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