流行から定番へ! 2007年カラオケ事情を振り返る

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JOYSOUNDの2007年年間カラオケランキングが発表された。意外なことに、上位を占めたのは1年以上前にリリースされた楽曲だ。

■ カラオケJOYSOUND 2007年曲別ランキングデータ(楽曲PV視聴あり)

楽曲別に見ると、1位はダントツで2006年9月発売の絢香「三日月」。リクエストからも10代~30代女性の圧倒的な支持を得ている。2位の湘南乃風「純恋歌」も2006年3月にリリース後、多数の男性が歌唱し、人気が衰えず上位をキープし続けた。また、10位以内には、2004年の一青窈「ハナミズキ」や、2005年のコブクロ「桜」、TOKIO「宙船」、レミオロメン「粉雪」、さらに2006年のAqua Timez「千の夜をこえて」と、リリースから1年以上前の楽曲が入っている。

さらに、30位までを見ると、19位のモンゴル800「小さな恋のうた」や24位のスピッツ「チェリー」、27位の夏川りみ「涙そうそう」など、リリースから年数が経ってもなお、今も上位に食い込んでいる。20位の「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子)は、『新世紀エヴァンゲリオン』がテレビ放映から11年経ったにも関わらず、人気が衰えていない。作品自体の根強い人気もさることながら、パチンコ起用による人気再燃や2007年に劇場版が公開されたことも影響していると思われる。

2007年リリースで人気があったのは3位のEXILE「Lovers Again」、5位GReeeeN「愛唄」、9位のコブクロ「蕾」の3曲。この3曲は今後歌われる定番曲として期待したいところだ。

なお、音楽配信のメガヒットとなった宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」は、通常ヴァージョンとBallad Version(ドラマではこちらを使用)が存在し、歌唱回数が分かれてしまったため、45位と48位という結果に終わった。

一方、今年のカラオケランキングをアーティスト別で見ると、NHK紅白の勝敗予想の記事で掲載したとおり、浜崎あゆみや倖田來未など、楽曲別ではランクインしてこなかったアーティストが見受けられることが興味深い。曲単位では突出する作品がなかったものの、アーティストパワーは今もなお衰えていないということだろう。


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