ツェッペリン縁のコテージ、ファンに嘆願

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レッド・ツェッペリンが3rdアルバム『Led Zeppelin III』を作るときに使用されたウェールズにあるコテージ(山荘)Bron-yr-Aurのオーナーが、ファンに「プライバシーを尊重して欲しい」と嘆願している。Bron-yr-Aurは70年代、ジミー・ペイジとロバート・プラントが滞在し曲を制作した場所。『Led Zeppelin III』にはその名前をとったトラック「Bron-Yr-Aur Stomp」も収録されている。

オーナーのジョン・デール氏はツェッペリンのファンではなく、バンドと縁があることなど知らずに35年前このコテージを購入したという。デール氏にとっては閑静な田舎の住処だが、ツェッペリン・ファンにとっては名所の1つ。引っ越して来て以来、英国内だけでなくイタリア、日本、中国、アメリカなど世界中のファンが押し寄せ、困ったことも起きているそうだ。

デール氏は「ほとんどのファンは、問題ない。家の前に来て写真を撮るだけだ」そうだが、中には家の名前を記したプレートを盗んだり中に侵入する不届き者もいるとBBCに話している。「何度か侵入されてる。一度など、暖炉の写真を撮られネットに投稿された。外壁の一部を盗まれたこともある。後で送り返して来たのには驚いたが……」

デール氏は、再結成公演によりツェッペリンが注目されることで、再びコテージが脚光を浴びるのではないかと恐れているらしい。また間もな退職する予定で、家にいる時間が増えるのも心配の種のようだ。

彼は、「コテージがかつてペイジのものだったと誤解しているファンもいるようだが、彼らがここに滞在していたのは短期間だけだった」と強調するとともに「個人の家だということを考慮して欲しい」と訴えている。

Ako Suzuki, London
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