ザ・クークス、解散の危機を明かす

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ザ・クークスは、ベーシストのマックス・ラファティが過労により(一時期)バンドを脱退した際、解散する覚悟をしていたそうだ。ラファティは昨年、多忙なツアー生活に疲れ、バンド活動から離れることを決意した。結果としては一時的なものだったが、当時は彼がカンバックするのかどうか疑わしい状況だった。

フロントマンのルーク・プリチャードは『NME』誌のインタヴューでこう明かしている。「自分たちがどの惑星にいるのか、わかっちゃいなかった。何が起きてるのか理解してる奴は誰もいなかった。もしマックスが辞めるとか、もう戻らないって決心をしたのなら、俺たちは“マックスがいないなら、これまでだ。俺たち、別の道を進もうぜ”ってことさ。間違いない。俺たちは、全員そろってプレイするからこそ、いいプレイができるんだ。全員ハッピーでいるからこそ、いいプレイができるんだ。マックスが去ったとき、俺たちが最初に考えたのは“よし、終わりにしよう”ってことだった。でも結局、このおかげで俺たちはより強くなれたよ。最大の難所を乗り越えたよ」

“雨振って地固まる”を実体験した彼らは、大ヒットしたデビュー・アルバム『Inside In/ Inside Out』('06年)に続く2ndアルバム『Konk』を間もなく完成させる。プリチャードは「去年はちょっとクレイジーだったけど、いまはみんな同じ場所に立ってる。またバンドだって感じがしてるよ。アルバム3枚くらい簡単に作れたんじゃないかな」と話している。

新作は4月14日にリリース予定(英国発売)。すでに来年6月、ワイト島フェスティヴァルでパフォーマンスすることが決定している。これを皮切りに、来年の夏もフェス出演で忙しくなりそうだ。

Ako Suzuki, London
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