アリーシャ、どん底から立ち直り

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間もなく来日し、東京でショウケース・ライヴを行なう元MIS-TEEQのアリーシャ。最近、有名人のダンス対決番組『Strictly Come Dancing』で優勝し、本国UKでの人気もうなぎ上りの彼女だが、一年前の今ごろは嫌なことが続き、生きている意味がないとまで落ち込んでいたという。

まずは、ご主人(元ソー・ソリッド・クルーのメンバー)だったMCハーヴェイが、彼女の友人と浮気をしているのを発見。それだけでも辛いところに、レコード会社からの解約通知が届いたという。

彼女は『The Sun』紙のインタヴューでこう話している。「去年('06年)のクリスマスは、本当に本当にどん底だったわ。私を知る人ならわかってると思うけど、私にとって音楽のキャリアと結婚生活が人生で最も大切なものだったの。それを両方とも、2週間とあけずに失ったのよ。当時は生きてる意味なんて見出せなかったわ」

数ヶ月、何もする気が起きずソファで横になっているだけだったというアリーシャだが、ある夜突然、スイッチが入ったという。「失ったもの以上のものを持っていることに気づいたの。私には、いつだって応援してくれる友達や家族がいる。それに、この世にはもっと辛い目にあってる人がたくさんいるわ。次の朝、いろんなところへ電話を入れて、動き始めることにしたのよ」そして、『Strictly Come Dancing』への出演依頼が舞い込んできた。最初は、こういうったリアリティ番組へ出演したら業界の人々から変な目で見られるかもしれないと躊躇したそうだ。しかし「ほかの人がどう思おうといいじゃない」と踏ん切りがつき出演を承諾。これが大正解だった。

12週に渡り13組のライバルとダンスで競い、審査員や視聴者から絶賛され、見事、優勝。彼女の魅力が再認知されただけでなく、新しいレーベルとの契約も決まった。

自らの手で復活を手にしたアリーシャは1月21日、渋谷のduo MUSIC EXCHANGEでパフォーマンスする。英国民を魅了したダンスも披露してくれるかもしれない。

Ako Suzuki, London
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