モリッシー、故郷のユース・クラブを救うために

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モリッシーが、ザ・スミスの名アルバム『The Queen Is Dead』のインナー・スリーブでフィーチャーされているユース・クラブSalford Lads Clubの修復工事のため2万ポンド(約440万円)を寄付した。

1903年に建設され、翌年からユース・クラブとして使用されるようになった建物は、当時からほとんど改装されたことがないという。オーナーは、歴史的にも価値のあるこの建物を修復するため100万ポンド(約2億2,000万円)を集めようとキャンペーンを実施している。BBCによると、モリッシーは当初、匿名で寄付をしたいと申し出てていたものの、キャンペーンが話題になったほうが寄付金が集まりやすいと説得され、名を明かすことにしたという。寄付金は現在、3万3,000ポンド(約726万円)ほど集まっているそうだ。

ザ・スミスのメンバーは'86年、このクラブの前で写真撮影を行なった。現在でも、世界中のザ・スミス・ファンがこの場所を訪れているという。

ユース・クラブは、全盛期は2,000人ものメンバーがおり、ボクシングやビリヤードなどを楽しんでいたそうだが、いまの若者向けではないのだろう。現在登録しているメンバーは200人ほどしかいないそうだ。モリッシーはメンバーだったことはないものの、クラブ内にはザ・スミスに捧げられた部屋があるという。

ドネーションはクラブのサイトsalfordladsclub.org.ukから受け付けている。

Ako Suzuki, London
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