新作が絶好調のマーズ・ヴォルタ、ナゾなカオスに溺れそう

ツイート
“理解するのではない、美しくも残酷なこのカオスにおぼれてしまえばいいんだ!”

…そんな強烈なキャッチが印象を残す、4枚目のオリジナル・アルバムとなる新作『ゴリアテの混乱』を発売したマーズ・ヴォルタ。発売されて2日経った現在、1/22付けオリコン・デイリー・チャートでは並み居る邦楽の強豪の中総合14位/洋楽2位というチャートアクションを見せている。

特に話題の高音質CD:SHM-CDとライヴやPVなどの映像が入ったDVD付きで発売されたデラックス・エディション(限定盤)に人気が集中しており、欲張りなマーズ・ヴォルタ・ファンを狂喜乱舞させている模様。

高音質が売りというSHM-CD、特別に専用のデッキなどを買う必要もなく、通常のCDプレーヤで再生するだけで高音質を体験できるという、ウソのようなホントのシロモノ。早い話が、技術革新をもってCD表面のポリカーボネイトの品質を飛躍的に向上させただけなのだが、おかげで安価なCDデッキやプレイヤーでも、CDに刻まれた情報をエラーを起こすことなく存分にピックアップすることが出来るようになった。…つまり、音が良くなったということなのだ。逆に言えば、これまでのCDは、中に刻まれている情報を全部吸い出しきれていないことが意外と多く、それが音質低下の要因だったということ。高価なCDプレイヤーは、ここの能力が高いわけです。

ということで、特にマーズ・ヴォルタのように楽器の音の数も多く混沌とした音も、高音域から低音域まで、よりクリアーに、より鮮明に、よりラウドに再現できるSHM-CDは、オーディエンスからも大絶賛を受けているという状況なのだ。ちなみに、ローリング・ストーンズやエリック・クラプトン、スティーリー・ダン、スティーヴィー・ワンダー、カーペンターズなどなど、人気旧譜中心に50タイトルを同日1月23日に一斉発売されている(詳細は、文末リンクにて)。

サウンドはもちろん、タイトル、ジャケット、歌詞、キャラクター…いつもナゾの多いマーズ・ヴォルタですが、今作の制作のテーマは“ボード・ゲーム”なんだとか…。

“オマー(G)がエルサレムに行ったときに、骨董品でお土産を買ってきてくれたんだ。そのお土産がボード・ゲームで、ストーリーは恋愛の三角関係をテーマにしたものだったんだけど、三角関係に巻き込まれてしまうと実際の世界でも悪いことがたくさん起きて…。ゲームの中に精神や心が囚われてしまい、まるでバンドが巨大なモンスターにとり憑かれてしまったような状況になってしまったんだ。それがこのアルバムのタイトルの由来になっているんだよ(※ゴリアテとは旧約聖書に出てくる巨人で、西欧では巨大なものという意味の比喩としてよく使われる)。その御祓いとして、僕らがこのボード・ゲームの音楽版を作るしかないと思ったんだ。ゲームにはたくさんの詩篇が書かれたりしていて、それも歌詞のように思えて、アルバムの曲中にも登場しているよ”とは、ヴォーカルのセドリック。

…えー、全くもって一般人の感覚とは超越しております。ちなみに、このアルバムのテーマとなったボード・ゲームのマーズ・ヴォルタ・バージョンなのか(?)、海外のアマゾンのサイトではPCでプレイできるナゾのゲームがWebで公開されている。

そんな『ゴリアテの混乱』、そのサウンドは制作の背景とは打って変わって、パワフルかつアグレッシヴ。オフィシャル・サイトでは試聴や最新PVもアップされており、まずはチェックを。ちなみにこのPV、地域や局によっては放送禁止になったというイワクつきのもの。

そんな神秘的なマーズ・ヴォルタですが、大の忍者ファンとのこと。来日時には忍者が出るお店に行き、一緒に写真を撮って大満足だったとか。やはり、ナゾだらけなのです。

◆SHM-CD一斉販売
 http://www.shm-cd.jp
◆謎のゴリアテ・ゲーム
 http://www.amazon.com/gp/feature.html/ref=amb_link_6108112_1?ie=UTF8&docId=1000184001
◆激レア!マーズ・ヴォルタのアナログ盤兼CD[非売品] プレゼント
 https://www.barks.jp/present/(※締め切り2008年2月29日)
◆オフィシャル・サイト
 http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/mars_volta/uicu1151.html
この記事をツイート

この記事の関連情報