イスラエル、ビートルズに謝罪

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イスラエルは、43年前にパフォーマンスを禁じたビートルズを2008年の建国記念式典に招待したいと考えているそうだ。ビートルズは1965年、同国でコンサートを開く予定だったが、イスラエル政府は若者を堕落させる恐れがあるとし、彼らのパフォーマンスに必要な許可を下ろさなかった。

しかし、43年が経ち、状況は大きく変わったようだ。イスラエルは2008年5月、建国60周年を迎えるが、BBCによると、その記念イベントにポール・マッカートニー、リンゴ・スターというビートルズの生存メンバーおよび遺族を招待したいと考えているという。

『Liverpool Daily Post』紙は、現在リバプールを訪問中のイスラエル大使が、ビートルズ・ストーリー博物館でジョン・レノンの妹ジュリアに会い、43年前の出来事について謝罪の手紙を渡す予定だと伝えている。手紙のコピーはジョージ・ハリソンの遺族、およびマッカートニー、リンゴにも送られるそうだ。同紙によると、イスラエル政府は、マッカートニーとスターがイベントでパフォーマンスしてくれること望んでいるという。

同紙によると、イスラエルからの手紙には「とても残念なことに1965年あなた方がイスラエルへ招待されたとき起きてしまった不作法について修正させていただきたいと思います。我々は、イスラエルであなた方が歌うのを是非見てみたいと思っています」と記されているという。

手紙が大使からのものになるのか、政府からのものになるのかは不明だが、イスラエルの外務省は大使がレノンの遺族に会い、建国記念イベントに招待することを認めている。

Ako Suzuki, London
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