「イタズラなKiss」、水樹奈々、秦 基博らが会見

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3月11日東京・恵比寿にて、「イタズラなKiss」の初TVアニメ化にあたり、記者会見が行なわれた。

(C)多田かおる/イタキス製作委員会
当日は監督・ヤマサキオサム氏、主人公相原琴子役をつとめる声優・水樹奈々、原作者代表として西川茂氏が登壇。自身が大ファンだという水樹奈々は「小学校の頃から、ワクワクして読んでいました。アニメにならないかずっと待っていましたし、まさか自分が担当するとは思わなかったので感激しています。この作品や琴子というキャラクターにはいろんな力をもらっているのでもてる力の全てをぶつけてがんばります。」とコメント。

また作者・故多田かおるの夫であり原作者代表の西川茂氏が「本人とはストーリーの展開に関して、1999年の正月には「今年で終了させる」という事でよく相談に乗っていました。今回、実行委員会の皆さんと図りながら、残された構想メモや相談の内容から未完の部分のストーリーを構成し、遂に今回のアニメ化で完結する事と決定しました。」と語るくだりでは会場から大きなどよめきが起こり、インパクトの大きさを感じさせた。

▲左より、片貝まこ(司会・元多田先生アシスタント)、ヤマサキオサム(監督)、水樹奈々(主人公役)、秦 基博(オープニングテーマ担当)、西川茂(原作者代表)
作者の急逝によって未完のままであった大人気作品が、今回のアニメ化で完結することが原作者・多田かおるの命日に発表になったことになる。多くのファンがその後のストーリーとその結末を想像し、支持してきた「イタズラなKiss」。その真のエンディングが、オフィシャルなカタチで実現するとは、誰が想像できたであろうか。

オープニング・テーマを担当する秦 基博は、「原作を読んで、明るく楽しいイメージで書き上げました。5月の初のホールツアーでも早速演奏します」とコメント、そしてギター1本でその新曲「キミ、メグル、ボク」と自身のファーストアルバム「コントラスト」に収録されている「僕らをつなぐもの」を披露、そのヴォーカルの表現力で満場の拍手を浴びた。

この「キミ、メグル、ボク」は秦の2008年度リリース第一弾シングルとして4月23日にリリースされる。

またエンディング・テーマ「片思いファイター」を担当するGO!GO!7188からは、思い入れたっぷりのビデオ・コメントが届き、会場を沸かせた。

TVアニメ「イタズラなKiss」はCBCでは4月9日、TBSでは4月4日、サンテレビでは4月15日よりそれぞれ放送が開始される。

※「イタズラなKiss」
原作は1990~1999年、『別冊マーガレット』(集英社)に連載され、コミックは全23巻で累計発売部数2.700万部を超えるなどメガヒットを記録。原作者・多田かおるが1999年3月に急逝した事により連載終了となった未完の作品であるが、1996年にTVドラマ化、そして2005年には台湾でもドラマ化されアジア13ヶ国で大ヒット、日本にも吹き替え版として2007年に逆輸入され話題を呼ぶなどいまだ高い人気を誇っている。アニメ化を望むファンの声に応え、ついに2008年4月よりテレビアニメ化が決定。
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