隼人加織、1stアルバム『pluma』特集 コラム

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コラム
隼人加織がこっそり教えます

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ブラジルのこんなところが好き日本とはこんなに違うんだよ!

1.熱いこと日本は控え目な国で、それが良さだと思うんですが、ブラジルはまったく逆。気温が暑いと人も熱くなるんですよ。何をやるにもすごいエネルギッシュで、ケンカも激しいし、踊りを踊ってもみんなものすごく楽しむ。太陽の色をした熱い人たちがいるっていうところがブラジルに行って感じた良いところです。
2.よく笑い、よく泣く感情表現がとても豊かで、みんな大らかなんです。悲しいときはどん底まで悲しむし、笑うときも思いっきり笑う。そういう風にしているからストレスとは無縁になるし、いい人間関係を築けるんだと思います。裏表がないぶん、腹の底を探りあうみたいなところがない。恋愛に関しては駆け引きみたいなのはあると思いますけど、あくどくなく、相手のことが好きだからやっているという、ミエミエな部分があるんですよ。
3.モランギンヨ日本ではストロベリーショートケーキという名前だと思うんですけど、イチゴの帽子をかぶった女の子のキャラクターです。私が6歳のときにブラジルにはもうあったので、ブラジルのキャラクターだと思うんです。その当時、流行っていた遊びの中で、みんなでレターセットを買って、それを交換してスクラップするというのがあったんですけど、そのレターセットで一番人気があったのがモランギンヨ。最近そのモランギンヨを日本でも見かけるのでとても嬉しいです。最近そのモランギンヨを日本でも見かけるのでとても嬉しいです。
4.アマゾンの神秘日本にはない植物やフルーツがたくさんあるんです。しかも、神がかり的に体にいいものが多いんですよ。例えば最近日本でもみかけるアサイーとかもそうです。まだ発見されていないものもあるようです。
5.ファッション私はブラジルに行くと必ず服を買って帰ってくるんですけど、斬新としか言いようがないデザインのものがたくさんあるんです。ワンショルダーもヘソ出しファッションもハイレグも、すべてブラジルから発信されたデザインなんですよ。そういうブラジルの美意識が誇りですね。
6.雨が降っても傘を差さない行った時にビックリしたんですけど、かなり雨が降っていても誰も傘をさそうとしないんですよ。差しているのはおばさんか子供。傘をさすのはかっこ悪いらしいんですよ。なぜかっこ悪いのかというと、雨くらい濡れたって乾くからっていう理由なんですね。要は細かいことを気にしないのが美徳ということなんですけど。日本でそれをやったら風邪をひくだけでしょうけど、夏場は私もブラジルの習慣をリスペクトして濡れて歩きます。
7.家族を大切にするカトリック教徒が多いからだと思うんですけど、家族をとても大切にする国です。14年間行ってなかった親戚の家ですら私達家族の写真を飾ってるんですよ。しかも、私達だけではなく、親戚中の写真を飾っている。それにはすごく驚きました。叔母が姪に対して、「あなたのことをどれだけ愛しているかわかっている?」なんて、あまり言わないと思うんですけど、ブラジルの人はそういう思いを泣きながらでも伝える。私は冷めた育ち方をしているのに、そういうところにいると家族のありがたみを痛感しますね。ブラジルから帰ると「人ってあったかいなぁ」って思いが残って、元気になって日本で生活できます。
8.プロポリスブラジルが原産なんです。私は歌を唄うので、ちょっと風邪をひいたなって思ったらすぐに飲みます。
9.適度に適当日本は行き届いたサービスというのがあると思います。必ずお手拭が出てくるし、テーブルもダスターで清潔にされている。でもブラジルはそこまで徹底してないし、下手したら手を洗うところすらなかったりします(笑)。不衛生ともいえますが、細かいことは気にしない国なので。バスも平気で遅れて来るし、キッチリした日本に比べたらありえないかもしれない。いい加減だとか働かないってイメージもあるかもしれないけど、生きてて一番大切なのは人生を楽しむことだと思うんです。そう考えたときに、小さなことにこだわってたら大事なものを見失ってしまうと思うのが、ブラジル流。
10.あいさつブラジルはハグをしてキスをします。キスと言っても、頬と頬をすり合わせるようなキスなんですが、初対面でもすごく好きな相手や、すごく会いたかった相手には3回。知り合いで仲の良い人だと2回。本当は好きじゃない人なら握手で終わらせる。すごくわかりやすい(笑)。はじめましてでも、一目ぼれしたら3回します。4回する人もいますよ。日本だと失礼だと思うでしょ? でもブラジルだと、意見をハッキリ言わないほうが失礼なんですよ。今、コミュニケーション不足って言われてるじゃないですか。肌を触れ合うことって言葉よりも効果的だと思うんです。たとえばケンカしたあとの仲直りはギュッと抱きしめ合うことって言いますよね。ブラジルではそれを挨拶でやっているんですよ。素敵な国でしょ?
 

ブラジルを知りたいなら、こんなコンピレーション・アルバムはいかが?

『ミスト・ドイス~クール・ボッサ・アンド・ビヨンド』
ビクター エンタンテインメント
VICP-64083 \2,520(tax in) 3月26日発売
01. ヘイ・ガール/セルジオ・メンデス
02. フェイジャォン・コン・アホイス(フェイジャォン豆と米)
/ジョイス&トゥッチ・モレーノ
03. トード・フィン(終わりはどれも)/アナ・ルイーザ
04. おいしい水/ソフィー・ミルマン
05. ソン・サグラード/イオニ・パパス
06. 人生の教訓/エドゥアルド・グヂン&ノチシアス・ドゥン・ブラジル
07. ショーラ・トゥア・トリステーザ/ガル・コスタ
08. ヂ・コンヴェルサ・エン・コンヴェルサ/エミリー・クレア・バーロウ
09. 虹 ~arco iris~/隼人加織
10. サンバ・ダ・ペルグンタ―質問のサンバ/キャロル・サボヤ
11. ノヴァ・ボサ・ノヴァ/マルコス・ヴァーリ
12. ユー・ディザーヴ・ア・ソング/スワン・ダイヴ
13. ナサォン・ポスタル(絵のような国)/セウ
14. ドリーヴァ/ジ・イパネマス
15. シンプレス・シダーヂ(シンプルな都市)/ブルーナ・カラン
16. ヘカード(伝言)/マルシア・サロモン
17. カデー・ヴォセ(あなたはどこ?)/ベベウ・ジルベルト
 

008円年は日伯(ブラジル)交流年 ブラジル移民100周年

明治41(1908)年6月、第1回日本人移住者781名がブラジル・サントス港に入港したことで日本人のブラジル移住が始まってから、平成20(2008)年で100年。ブラジル移住者の子孫は、現在では140万人を超えると言われ、世界最大の日系社会を築いている。日本人のブラジル移住100周年にあたる2008年、「日本ブラジル交流年(日伯交流年)」として祝うことで合意。幅広い両国国民の間で交流事業を行なうことで、日伯両国の結びつきを強めることを目指している。経済、社会、文化、芸術、学術、観光、スポーツなど幅広い分野での交流を行なう予定。皇太子殿下が日本ブラジル交流年の名誉総裁に就任。

●マメ知識
正式国名はブラジル連邦共和国。通称ブラジル。漢字表記では伯剌西爾。首都はブラジリア。


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