三寒志恩ムック初春の宴(8)ロチェスター編その弐

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▲まずはYUKKEから届いた現地直送写真。フロリダの会場の後ろ姿を背景に、『志恩』を手にするYUKKE……の手(笑)。読者の皆さん、アルバムの感想、お待ちしてます!
そろそろ東京地方では桜も見ごろ。この連載はいまだに真冬の寒さのなかを右往左往しているわけだが、実は3月26日現在、ムック一行はすでに春すらも通り越して初夏の陽射しがまぶしいフロリダに居たりする。

『ロチェスター編:その弐』をお届けする前に、同日、YUKKEから筆者宛に届いたメールからご紹介することにしよう。ちなみにこの日は言うまでもなく、彼らの最新アルバム『志恩』の日本国内での発売日だったりもする。

フロリダ到着!!!!
▲ロチェスターの会場は、表から見るとこんな雰囲気。なんか愛国心が漂う感じ。
▲そして裏側にまわるとこんな感じ。見よ、この見事すぎる“つらら”を!
▲午後3時、ステージ設営中。この直後、コレが人力で後方中央まで運ばれることになる。しかもステージ上に何人ものクルーを乗せたまま。
やっっっとあったかい所までこれました!
ツアー・クルーのなかにもちらほら上半身裸スタイルが!!
もうちょっとあったかくなったら俺もぬごうかな、、、。
そして日本では26日、ついにNEW ALBUM『志恩』が発売になりましたあああ!!!
早く聴いた感想とかききたいです☆
あったかくてテンション高すぎるから、ちょっと外はしってくるぜ☆

ゆっけ。


というわけで、随所に散りばめられた☆からもテンションの高さがうかがえる文面である。アルバムの感想は、こんな不思議なテンションのYUKKEのためにも是非、じゃんじゃんお寄せいただきたい。また、上半身裸の彼を目撃したい人には、今後、温暖な街での公演を狙っての渡米をおススメしておくことにする(笑)。

さて、話を2週間ちょっと前のロチェスターに戻すことにする。

ここで気温も、すでに軽く20度を超えているフロリダから一気に25度ほど急降下することになるわけだが、開演前の会場内外をうろついていて驚かされたのが、“つらら”のすごさ。筆者自身、かなり長いこと人間生活を送っているが、生まれてこのかた、これほどまでのものは目にしたことがなかった(写真参照)。この“つらら”を使ってウイスキー呑むなんてのも、洒落てるかも。

話は横道に逸れるが、このツアーの道中、あるバンドのツアー・バスがオーバーヒートに見舞われて立ち往生するという事態に巻き込まれたのだが、その際に運転手は雪を使って冷やしたのだとか。なんとなくアナログだけども説得力のある“生活の知恵”だという気がする。

そして同様にめちゃくちゃアナログな匂いを感じたのが、この日の会場設営。巨大なホールのなか、ステージのセッティングはその中央の上手寄りのスペースで進められていて、「あとでクレーンか何かで引っ張るのかな」などと思いつつその様子を眺めていたら、なんと人力で定位置までずり動かされたのだった。

しかもせいぜいその場面での稼動人数は7~8人といったところ。このツアー・クルーがみこしを担いだらタイヘンなことになるかもしれない。

そして実際、もうしばらくするとこの広々とした空間のなかで“祭”が繰り広げられることになる。

増田勇一
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