キャプテンストライダム、「人間ナニモノ!?」特集内INTERVIEW

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キャプテンストライダム INTERVIEW

――最近はAC/DCのトリビュートに参加したり、スティーヴ・ジョーダンとタッグを組んだり。ハードロック的なバンドサウンドが前面に出てきてますね。

永友聖也(以下、永友):僕たちはよく“歌モノ”みたいに言われることがあるんですけども、バンドで音楽をやっている一番幸せな形というのは、いい歌があって、それと同じくバンドで演奏する喜びだと思うんです。生き生きできる演奏スタイルを追求するハードロック的なものがルーツの一つとしてあるので、そこを向いているのはありますね。ただ、あんまり“再発見”とか“ルーツを見直す”とか、そういう意識はないんですけどね。やりたい放題やってる、という感じのほうが近い。その中で、バンドのみんなで団結できるポイントを強くしていくというか、みんなで同じ方向を向いていくようにはなってきてると思います。

――そのニューシングル「人間ナニモノ!?」。どんなふうに作った曲ですか。

永友:スティーヴ・ジョーダンと一緒にやることが決まって、スティーヴとやるんだったら、日本人ならではという曲を叩きつけたいと。洋楽に負けないとか邦楽が劣ってるとかそういうことは関係ない、ニューヨークで録ることすら関係ない、これが日本人のオレたちがやってる音楽だというものをドンとぶつけて勝負したいという気持ちがあって、そこで作った曲ですね。

――キャプテンストライダム史上最もハードでパワフルな曲だと思います。

永友:なんか、イライラしてたんです(笑)。いま日本で音楽をやっている自分たちをすごく意識したし、そうすると、“現代”みたいなものも当然考えなきゃいけなくて、満足してるか? といったら満足してないなと。じゃあ人間って何なんだろう? ということを考え始めてアメリカ人のスティーヴと日本人の僕らが一緒にやるということがきっかけになって、あらためて考えたんですね。いいことをしようとするのも人間だし、悪いことをするのも人間だし、時にはいいことをしようと思ったことが逆に良くない結果を招いたりもする。戦争をしてる国同士って、お互いに言い分があるんですよね。だけど戦争が起こると悲しいし、それを望んでる人は誰もいないのに起こってしまう。そして、それを起こすのも止めるのも人間だし。

――そうですね。

永友:僕が日本にいてできることといえば、テレビでザッピングしながらそういうニュースを見ることしかなくて、そういう自分もすごくいやだなと思ったし。そういう矛盾や善悪みたいなものを、“人間には汚い部分もたくさんあるんだ”と言うことを歌いたかったんですよ。否定するとか肯定するということではなく、どっちもあるものなんだって。それは自分に対しての問いかけでもあって、ここで答えを出すということより、いま感じている矛盾や怒りを言葉にして出したいというところから発想していったんで、ギターのリフも怒ってるような感じになってきたり、バンドのサウンドもパワフルになってきたり。言葉が呼んでる感じはありますね。

菊住守代司(以下、菊住):「人間ナニモノ!?」という強い言葉に対して、こっちがどういう演奏で返すかというと、やっぱり非常にパワフルなものであるべきだと思ったので。パワフルかつ、演奏者としての自分のアクみたいなものも出していいと思ったんですね。アメリカ人のスティーヴに対して日本人として勝負するぞ!と思い作った曲なので、僕もドラムで闘おうと、スティーヴとツイン・ドラムをやってます。セッションみたいな感じでしたね。すごい尊敬する人で、世界的にも名の知れてるドラマーだけど、スティーヴの出すグルーヴに勝ちたかったんですよ。結果的にできたものを聴くと、僕とスティーヴのグルーヴが重なって、一つになった感じがあります。音で会話するみたいな感じでしたね。

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