チープ・トリック<at武道館AGAIN!>前夜祭速報

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約24時間前にお伝えしたように、4月23日午後、都内某所にて、チープ・トリックの『at武道館』30周年記念公演を目前に控えながらの“前夜祭”が開催された。前回の原稿では、筆者がこのイベントを客席から観ることができないことをお伝えしたが、何故かと言えば僕自身がステージ上で司会を務めることになったからだ。

pix by YUKI KUROYANAGI
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ざっくりと内容をご報告しておくと、まずは30年前当時のチープ・トリック担当ディレクターであるソニー・ミュージックの野中則雄氏、そして筆者の大先輩にあたる元ミュージック・ライフ編集長、東郷かおる子氏を壇上に招いてのトーク。続いてここにスペシャル・ゲストの吉井和哉が加わり、彼が初めて買った洋楽LPがチープ・トリックの作品だったこと、チケットが買えなかった静岡公演の様子を壁の外から聴いていたことなど、少年時代のさまざまなエピソードをまじえながらこのバンドへの思い入れを語ってくれた。

そして成田空港到着からまだ丸1日を経てもいないチープ・トリックの面々がステージ上に姿を見せると、場内は30年前を思わせる大歓声に包まれ、4人のメンバーたちは、「甘い罠」と「サレンダー」をアンプラグドで演奏。その後もファンからの質問に答えたり、30年前にリリースされた『at武道館』の一般公募ライナーノーツ執筆者との対面を果たしたり、と、実に盛りだくさんの内容となった。

ちなみに当日の来場者は、十数倍の競争率を勝ち抜いた強運なファンたち。このイベントへの参加応募資格は「30年前の公演、もしくは今回の公演のチケットを保持していること」だったのだが、そこでまず主催者側は、30年前のチケット保持者の割合の高さに驚かされたという。そもそもは、リック・ニールセンが先頃プロモーション来日した際にふともらした「30年前のチケット持ってるヤツに会いたいねぇ。お礼も言いたいしさぁ」という言葉を発端としながら実現されることになったこの“前夜祭”だが、不慣れな司会者の段取りの悪さはともかく(自嘲)、とても貴重なひとときとなった。来場者のなかにはBARKS読者も少なからずいたはずだが、皆さん、ご満足いただけました…よね?

そして本日、4月24日、いよいよチープ・トリックは日本武道館のステージに立つ。開場は18時、開演は19時。当日券の販売は17:30時から、会場の当日券売り場にて。ロックもポップも愛しまくっているあなた、武道館でお会いしましょう!

増田勇一
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