“懐かしく”て“新しい”、ピアニカによるジブリ

ツイート
小学校のときに習った楽器といえば縦笛(リコーダー)。放課後静まった誰もいない教室で好きな娘の縦笛をそっと吹くおませな小学生の存在は、都市伝説的に語り継がれるネタですが、学校での楽器といえば、もうひとつ。あなたが吹いたのはハーモニカ? それとも鍵盤ハーモニカ?

ハーモニカを習ったというご年配の方、ある時期を境に、学校教育の現場ではハーモニカから鍵盤ハーモニカに移行し、今に至っている。メロディオン、ピアニカ…商標としての名前も浸透している鍵盤ハーモニカは、今や日本においては国民的&庶民的な楽器のひとつ。

もちろん、大人になってもその朴訥としたピュアな音色、シンプルなトーンに心を癒される人も少なくない。そんな鍵盤ハーモニカの現在では世界で唯一のプロフェッショナル・プレイヤーであるピアニカ前田が、『ピアニカで聴く スタジオジブリ作品集』をリリースした。それまでの先鋭的な音楽活動とは対極にあたる作品であり、ピアニカの人生20年の節目に当たる2008年、自身のいわば集大成として選んだ作品でもあるのだ。

クラシック音楽的アプローチを随所に施し、音楽的にしっかりと成立させながらも、子供にも演奏できるよう、試行錯誤を繰り返し完成させたという『ピアニカで聴く スタジオジブリ作品集』。そう、このアルバムはまさしくピアニカの“バイエル”でもあるのだ。

「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」をはじめ、ジブリ作品でおなじみのあのメロディーが素朴でやさしい、そして実にまろやかで深い調べとなって届けられる。なお、この夏最大の注目である宮崎駿監督作品スタジオジブリ最新映画『崖の上のポニョ』もいち早く収録されている点も見逃さないでほしい。

『ピアニカで聴く スタジオジブリ作品集』
UICZ-4179 \2,500(税込)◆
1. 風の谷のナウシカ(『風の谷のナウシカ』より)
2. となりのトトロ(『となりのトトロ』より)
3. ねこバス(『となりのトトロ』より)
4. 風の通り道(『となりのトトロ』より)
5. さんぽ(『となりのトトロ』より)
6. カントリー・ロード(『耳をすませば』より)
7. いつも何度でも(『千と千尋の神隠し』より)
8. アシタカせっき (『もののけ姫』より)
9. もののけ姫(『もののけ姫』より)
10. 旅立ち(『魔女の宅急便』より)
11. 仕事はじめ(『魔女の宅急便』より)
12. 海の見える街(『魔女の宅急便』より)
13. テルーの唄(『ゲド戦記』より)
14. 崖の上のポニョ(2008年全国ロードショー『崖の上のポニョ』より)
15. アシタカとサン(『もののけ姫』より)
封入特典“となりのトトロ”楽譜
この記事をツイート

この記事の関連情報