ポップとオペラを融合、イリュージョン・ヴォイスを持つ新人、藤澤ノリマサ

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“ポップス”と“オペラ”。このまったく違う2つのジャンルを合体させたら、一体どんな音楽が生まれるだろうか? そんなこと考えたこともない、という人が多いかもしれないが、“ポップ・オペラ”という新ジャンルに挑戦する新人アーティストが登場した、と言ったら、ちょっと興味沸きませんか?

その新人アーティストというのが、4月30日にシングル「ダッタン人の踊り」でデビューした藤澤ノリマサ(25)。声楽家だった父と歌の先生だった母の間に生まれた彼は、幼少の頃から歌に溢れる家庭で育ち、自然と人前で歌うことに興味を持つようになる。そして高校時代に留学先のカナダでセリーヌ・ディオンの音楽と出会い、ポップスに目覚めると同時に“ポップス”と“オペラ”を融合させた音楽の構想を練り始める。2006年に武蔵野音楽大学を卒業した後は、ソロアーティストとしてのデビューを目指して、精力的に曲作りとライヴ活動を行なっていた。

そしてこのたび、見事ドリーミュージックからメジャー・デビューを果たした彼だが、彼の挑戦する新ジャンル“ポップ・オペラ”とは、一体どんな音楽なのだろうか? デビュー曲「ダッタン人の踊り」は、ロシアの作曲家アレクサンドル・ボロディン作のオペラ『イーゴリ公』の中でも最も有名な作品のひとつである第二幕の曲「韃靼人の踊り」をフィーチャーした楽曲で、4つ打ちビートに藤澤自身がオリジナルの歌詞を付けた作品となっている。

■「ダッタン人の踊り」PV視聴

基本的には壮大なオーケストラ・サウンドが入った楽曲の世界観を、伸びやかな歌声で表現するといった感じだが、こちらの予想を超えていたことといえば、楽曲の中でポップスの部分とオペラの部分がはっきりと分かれていて、パートによって歌い方はもちろん、表情や体の動きまで、まるで突然別人になったかのように変わることだ。(ちなみに、PVの彼は意外と普通に歌っているのが惜しい(笑)。)

4月29日に東京ミッドタウンで行なわれたイベントライヴをご覧になった人は、すでにその変貌ぶりを体験したかと思うが、初めて見た人は驚きのあまり思わず笑ってしまったのではないか。おおげさだと思われるかもしれないが、1曲の中でそのぐらいすごい変貌っぷりを見せてくれるのだ。ポップスとオペラの歌唱法を自在に操る彼の声は、まさにイリュージョン・ヴォイス! いや、笑い事じゃないですよ、ホント。

29日に行なわれたイベントライヴでは、約1,000人の観客の前で堂々とデビュー曲「ダッタン人の踊り」を含む5曲のポップ・オペラを熱唱。集まった観客を持ち前のイリュージョン・ヴォイスで圧倒した。

また、有線の4月度月間問合せチャート(有線放送キャンシステム)で3位にチャートイン。オペラをフィーチャーした楽曲では、初のトップ3入りを果している。ゴールデンウィークには、各地で行なわれるインストアライヴやイベントに出演する予定なので、このイリュージョン・ヴォイスを生で体感しに、ぜひ足を運んでみては?

<イベント&インストアライヴ>
5/1(木) 山野楽器JAM SPOT START 18:00 / 開演18:30
5/2(金) 銀座・丸の内仲通り(国際ビル前)イベント START 12:00~
5/3(土) ラゾーナ川崎 ルーファ広場グランドステージ START 14:00~/16:00~
5/4(日) ららぽーと柏の葉2F センタープラザ START 14:00~/16:00~
5/5(月・祝) 山野楽器グランデュオ立川店 グランデュオ立川1Fイベントスペース START 13:00~/15:00~
5/6(火・祝)ららぽーとTOKYO-BAY センターコート 出演 16:00
5/11(日)ららぽーと豊洲 イベント広場 START 14:00~/16:00~

◆リリース情報
デビュー・シングル「ダッタン人の踊り」
MUCD-5131 ¥1,260(tax in)
2008年4月30日発売
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