JULEPS、リチャード・クレイダーマンと共演

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アニメ『象の背中』主題歌「旅立つ日」を歌っていることで知られるJULEPSが、世界的なピアノの貴公子、リチャード・クレイダーマンと共演した。日本の大ヒット曲「千の風になって」のカヴァーが収録されたアルバムを昨年5月に発売したリチャード・クレイダーマンは、5月8日にリリースした日本デビュー30周年記念アルバム『栄光の軌跡』で、JULEPSのデビュー曲「旅立つ日」をカヴァー。現在、同アルバムを引っさげて14ヶ所15公演の全国ツアー<RICHARD CLAYDERMAN JAPAN TOUR 2008>を行なっている。

ツアー初日となった5月10日東京・Bunkamuraオーチャードホール公演では、なんとJULEPSがスペシャルゲストとして出演。クレイダーマンによる「旅立つ日」のピアノインスト演奏の後、JULEPSの4人が登場し、クレイダーマンのピアノ演奏に合わせてコーラスを披露した。

オープニングナンバーは、「SHOW TIME」からスタート。「星空のピアニスト」を含めたメドレーなど6曲を演奏後、クレイダーマンは「私がとても感動した『象の背中』という日本のアニメーションがあります。そのテーマソングを演奏します」と言って、「旅立つ日」をピアノ、パーカッション、ストリングスで演奏した。

その後、「ここでサプライズがあります。素敵な日本の友人を紹介しましょう」と、クレイダーマンがJULEPSの4人を呼び込んだ。光沢のあるグレーのタキシードとグリーンのドレスできめた4人は、クレイダーマンのピアノに合わせて大ヒット曲「旅立つ日」を披露。ステージ上のスクリーンにはアニメ『象の背中』が上映され、客席を感動の渦に巻き込んだ。シンと静まり返った客席では、感動のあまりハンカチで目頭を押さえる姿もちらほら見受けられた。

曲が終わり、JULEPSのメンバーを一人一人送り出す際、JULEPSの女性メンバーでピアノを担当しているメグに、クレイダーマンが胸ポケットから赤いスカーフを取り出してプレゼントする場面も見られた。

1980年の初来日以来、クレイダーマンが日本のステージ上で他のアーティストと共演するのは今回が初めて。この日の第2部では、「千の風になって」「涙そうそう」など日本のヒット曲のピアノアレンジも聴かせ、コンサート第1部、第2部合わせて全17曲を演奏した。

なお、JULEPSは5月14日に2ndシングル「皆既日蝕」を発売する。同曲は、現在読売テレビ・日本テレビ系アニメ『ヤッターマン』エンディング・テーマとしてオンエア中。

◆リリース情報
JULEPSニュー・シングル「皆既日蝕」
UPCH-5541 \1,200(tax in)
2008年5月14日発売
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