坂詰美紗子のデビューALは、リアルでザラついた女心読解マニュアル?

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あの坂詰美紗子が、5月21日にミニアルバム『恋の誕生日』でメジャーデビューする。

坂詰美紗子という名前を聞くと、もしかしたらラジオなどで楽曲を聴いたことがあるという人もいるかもしれないが、多くの人は “…って誰?” という状態なことだろう。しかし音楽業界内では、“あー。あの坂詰美紗子” なのだ。

新人・坂詰美紗子は、インディーズでの活動前に、Crystal Kayに「恋におちたら」を、EXILEには「響 ~HIBIKI~」などの楽曲を提供するなど、早くからその音楽的センスを開花させた(「恋におちたら」を書いた時は19歳だったというから驚きだ!)。その他にもBoAやSowelu、Kなど、そうそうたるアーティストに楽曲を提供した彼女は、2007年2月にアルバム『Soul Dishes』でインディーズデビュー。リード曲「かまって」は、全国FMオンエアチャートのインディーズ部門で堂々2位にランクインするなど、全国に坂詰美紗子ファンを拡大させていった。

彼女のルーツとなっているのが、アリシア・キーズやダニー・ハサウェイといったR&B、ソウル系アーティスト。『恋の誕生日』の中には、アリシアやダニーのスピリットを彷彿とさせる彼女のファンキーなヴォーカルがぎっしりと詰まっている。

また、彼女の楽曲は、バランスのとり方がバツグンに上手い。ソウルやR&Bをベースにしつつも、決してマニアックな、ディープなところまで足を踏みいれることなく、適度にキャッチーな面やポップな世界を作り上げる。まさに、万人に聴きやすいR&B、万人に聴きやすいソウルを作り上げることができるソングライターだ。

その上で、彼女のキャラクターが最も現れているのは歌詞だろう。たとえば、アルバム『恋の誕生日』収録曲「可愛くなくても譲れない~其の2~」は、<イケてない私の前に 現れたのはまたイケてない彼>だったが、話が盛り上がってきて、デートすることになって…という展開の歌詞。普通ならば、この後の展開として “決してかっこよくはないけど、会ってて楽しいからこの人が好き” なんて感じにめでたくハッピーエンドになるところ。ところが彼女の場合は、<背が高くて美形の オシャレな人がいいの / 私はね可愛くない でも条件は譲れないの>と歌い上げてしまう。独特のセンスで等身大の女性像を物語る彼女の歌詞は、あまりにド直球に女心を描くので読んでいるだけでも面白い。男性陣が女性の、リアルでザラついた“本当の女心”を読解するための1枚としても最適かもしれない。

ちなみに、ライヴでは赤いウーリッツァーをファンクに鳴らしながら、ソウルフルな歌声を響かせる。これから夏にかけて、ライヴやイベントなどに出演した彼女を目にする機会もあるかもしれないが、“一度お会いしたら、もう友達。「美紗ちゃーん」って呼んでください”(デビュー前コンベンションでの発言)とのことなので、ぜひ彼女のライヴでは “美紗ちゃん!” と呼ぶのが正解。 “美紗ちゃーん!”

●『恋の誕生日』のCD情報
https://www.barks.jp/cdreview/?id=2000478395

【過去の楽曲提供一覧】
Crystal Kay「恋におちたら」
Crystal Kay「涙があふれても」
BoA「LONG TIME NO SEE」
K「Bye my friends」
EXILE「響~HIBIKI~」
Sowelu「without you」
Skoop On Somebody「白シャツ」
NAOMI YOSHIMURA「LET'S MOVE ON」
SATOMI'「Orange Canvas ~秋の空のしたで~」
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