ボサ・ノヴァ誕生50周年にイリアーヌの決定盤

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1958年にジョアン・ジルベルトの「想いあふれて(シェガ・ジ・サウダージ)」と「デサフィナード」が録音されそのまま大ヒット、「デサフィナード」では“ボサ・ノヴァ”という言葉が最初に歌詞で登場したことから、ボサ・ノヴァという文字通り“新しい傾向”はこの年から始まったとされている。

▲『私のボサ・ノヴァ』
それからちょうど50周年にあたる2008年はボサ・ノヴァ誕生50周年。それを記念してブラジルはサンパウロ生まれのジャズ・アーティストであるイリアーヌが、ニュー・アルバム『私のボサ・ノヴァ』をリリースした。

『私のボサ・ノヴァ』は全曲ヴォーカル入りで、「想いあふれて(シェガ・ジ・サウダージ)」「デサフィナード」「イパネマの娘」といったボサ・ノヴァの名曲だけでなく、「ザ・モア・アイ・シー・ユー」などのアメリカン・スタンダードやスティーヴィー・ワンダーの「スーパーウーマン」もボサ・ノヴァ・アレンジで歌っている。

メンバーは、イリアーヌ(ヴォーカル、ピアノ)、オスカー・カストロ・ネヴィス(ギター)、マーク・ジョンソン(ベース)、リカード・ヴォクト(ギター)、パウロ・ブラガ(ドラムス)の他、豪華ゲストとしてハーモニカのトゥーツ・シールマンスとイヴァン・リンスも参加しており、アルバム収録曲の中には英国アビー・ロード・スタジオで収録されたストリングスも加わっている。
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