ショーン・ギャレット、これで歴史が動き出すか?

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「最も偉大なるラッパーの1人だね。今年必ずブレイクするよ!」とは、ショーン・ギャレットが語ったリル・ウェインに対してのコメント。そしてそれは現実のものとなった。リル・ウェインの最新シングル「ロリポップ」が、3週間ぶりに米シングルチャートHot100のトップに返り咲きをしたことで、計14曲ものショーン・ギャレット作品が全米No.1に輝いたことになる。

とはいえ、ショーン・ギャレットが望むのは、やはり自分自身のアルバムから1位を獲得すること。そんな野望と期待と希望を載せて、ショーン・ギャレットが作り上げたデビュー・アルバム『ターボ919』が5月28日リリースとなった。

これまでヒット曲を提供し続けてきたショーンが、自分のアルバムをリリースしようと決めたことについて、彼はこう語っている。

自分がオフィシャルだってことを確かめたかったのさ。ファンや観客のみんなから「ショーンは本物のヒットメーカーだ」という太鼓判をまず押してもらいたかった。アルバム制作やコンサートでのミュージック制作にしても、ショーンは頼りになる存在だっていう確信をみんなに持ってもらいたかったのもあるよ。そしてそれ以上に素晴らしい音楽づくりだな。過去5年間のうちに最もヒットしたアルバムの数々に関わることができたし、その間に色んなことも学べたし、そして何よりも今回のプロジェクトの下準備をすることができた。やることひとつひとつをムダなものにしたくなかった。僕は今なぜこれをやっているのか、と自分で分かっていたし、ビジネスの全体像も理解できるようになった。このアルバムのプロモーションやパフォーマンスに費やす瞬間ひとつひとつをが価値あるものだし、リリースに関してはとてもワクワクしてるよ。朝起きて思うんだ、自分のこと誇りに思ってるって、日本にまで来てたくさんのファンの前でパフォーマンスできちゃってるんだからね。── ショーン・ギャレット

2008年4月のプロモーション来日時、会場を超満員にしパフォーマンスで大盛況を得たショーン・ギャレット、彼が作り出すショーンの歴史、その1ページ目が今開かれた状況だ。まずは世界に先駆け、日本先行発売となった『ターボ919』。今のR&B/HIPHOPシーンを理解するには、この1枚で十分かも。
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