チャウ・シンチー監督、宇宙人に会いに来日 ~会見全文~
『ミラクル7号』来日記者会見
開催日:6月3日(火)
会 場:日本科学未来館
登壇者:チャウ・シンチー(監督・製作・脚本・ティー役)、シュー・チャオ(ディッキー役)
ゲスト:小倉優子
── 初のSF作品であり家族愛の作品。何かインスピレーションが?
シンチー:シューが分かるように今日は北京語で話しますね。アジアにおいて家族愛やSFをテーマとする映画は少ないのが現状です。そうすると自分でやってみたくなるのです。また子供たちにみてもらえるような映画を撮ろうと思いました。今でもはっきりと覚えているのが、小さい時に家族と観た『E.T.』です。楽しくてとても感動しました。今の私の映画において大きな影響を与えていると思います。
── 今回は男の子役ですが、初めてお話があったときはどう思いましたか?
シュー:最初は正直ビックリしました。撮影に入るにあたってまず髪を切らなければならず、心が痛みました、私こんなに美女なのにって(笑)。しばらくは不愉快だったけれど、やっていくうちにカッコイイなと思えるようになりました。今はまた髪が伸びてきて嬉しいです。^^
── 初来日ですよね?
シュー:はい。今回日本に行くと聞いてまずお鮨を食べたい!と思いました。あと温泉にも行きたいし、あとディズニーランドにも行ってみたいです。
── 参考にしたキャラクターは?
シンチー:私は「ドラえもん」のスーパーファンだと断言します。かなりの影響を受けていると思います。
── キャスティングについて教えてください。
シンチー:わざわざ女の子に男の子を演じてもらおうとは思っていませんでした。オーディションでたくさんの子供たちをみて、その中でやっぱり彼女にやってもらいたいと思いました。とにかく女の子が男の子の役をやるということは、歩き方から立ち方まで長時間にわたって演じなければいけません。それをやってのけた彼女の才能は素晴らしいの一言で、それは映画を観た方であればきっと感じていただけると思います。
── 演技の上での苦労は?
シュー:辛かったシーンは、箪笥に閉じ込められたときに怯えるオーバーなシーンです。実際2晩かかったのですが、お父さん(シンチー)からは何度も何度も「もっとオーバーに」と言われて大変でした。でも後で観てみんなが喜んでくれているので、今は嬉しい気持ちです。
── あのシーンを少しやってもらえませんか?
シュー:(演技を披露)
シンチー:もうあの頃からはずいぶん下手になったね…(会場笑)
── 監督、俳優としてのシンチーは?
シュー:お父さんは監督としてはとっても忍耐強く演技指導などをしてくれて、現場では非常にシリアスな人です。役者としては私の師匠です。私の知らないたくさんのことを教えてもらいました。お父さんに感謝しています。
── 実生活でも親子になられましたね。
シンチー:親子ものの映画を撮るのはそれほど難しくはなかったです。それは心の中にいつも思っていることを撮ったまでだからです。世の中の父親母親の無償の愛は、この世の中で一番偉大なものです。シューの夢は「映画監督になること」と聞いています。なので今は一生懸命がんばってほしいですし、ぜひ夢を叶えてほしいですね。
── どんな映画を撮ってみたい?
シュー:いろんなジャンルをとってみたいのですが、まずはやっぱりコメディです。お父さんからいろいろ学んでいるから、もっともっと経験を積んで撮ってみたいです。
シンチー:そのときは僕を起用してくれるの?
シュー:…。
シンチー:そのときにならないと分からないよね(苦笑)
── 日本に来るのが一日遅れましたね。それはチャリティーに参加するためだったと聞きました。そのイベントで地震をテーマにした映画を撮りたいとおっしゃっていたそうなのですが?
シンチー:具体的に地震の映画を撮るのか、果たして自分がその映画を撮るのに適しているのか、まだわかっていません。テレビを通じて被災地の悲しい風景を見たのですが、心強い政府からの支援の元懸命に戦っている姿も目にしました。敬意を表したいです。
シュー:5月12日(四川大地震の日)、この日を思うだけでも心が痛みます。地震によって私と同じくらいの歳の子たちがたくさん亡くなっていて、私にできることは家の再建に向けての協力です。私自身もお金と本と衣服を寄付しました。
ここで、日本でもっとも有名なエイリアン、こりん星のゆうこりんが登場。シューちゃんに、捕獲されていた「ナナちゃん」を手渡す。
── ゆうこりんは日本でもっともエイリアンとして活躍されているんですよ。
シンチー:ほんとのエイリアンなんですか?それともテレビドラマ用?
ゆうこりん:うーん、半分エイリアンくらいです。
シンチー:ほんとに?
ゆうこりん:はい…。
シンチー:分かりました。
シュー:お姉さんとてもキレイ
ゆうこ:またエイリアンを扱う映画がありましたらよろしくお願いしますっ
シンチー:(苦笑)早くお会いできてたらもっと良い映画になってたのに。
ゆうこ:次の作品にでれることを期待しています★
シンチー:実は舞台裏でご挨拶させていただいたときに、「今日はどうやってきたのですか?」と聞いたところ「ワゴン車に乗ってきましたよ」と言ってましたよ。不思議ですね。
── どんな映画に出演してみたい?
ゆうこ:アクションが良いですね!
シンチー:カンフーできますか?
ゆうこ:うーん これから一生懸命練習します★
シンチー:では考えて見ましょう アクションのできるエイリアンですね。これは斬新なアイディアです。ありがとうございます。
── ナナちゃんは地球外生命体ということでどのようにイメージされていきましたか?
シンチー:ナナちゃんのモデルは以前僕が飼っていた犬です。エイリアンにしなければなので、頭の部分は毛があって体はプラスチックのような、地球に存在しないものに仕上げました。
── 映画をご覧になっていかがでしたか?
ゆうこりん:いろんなミラクルがあって、とにかくかわいくって。観たらすぐにもう一度観たいと思う、楽しい映画でした!
── ゆうこりんにとってミラクルな“出会い”とは?
ゆうこりん:今日みたいな素敵な出会いのことですね。
シンチー:そう言っていただいてありがとうございます。
シュー:アリガトウゴザイマシタ!(日本語で)
開催日:6月3日(火)
会 場:日本科学未来館
登壇者:チャウ・シンチー(監督・製作・脚本・ティー役)、シュー・チャオ(ディッキー役)
ゲスト:小倉優子
── 初のSF作品であり家族愛の作品。何かインスピレーションが?
シンチー:シューが分かるように今日は北京語で話しますね。アジアにおいて家族愛やSFをテーマとする映画は少ないのが現状です。そうすると自分でやってみたくなるのです。また子供たちにみてもらえるような映画を撮ろうと思いました。今でもはっきりと覚えているのが、小さい時に家族と観た『E.T.』です。楽しくてとても感動しました。今の私の映画において大きな影響を与えていると思います。
── 今回は男の子役ですが、初めてお話があったときはどう思いましたか?
シュー:最初は正直ビックリしました。撮影に入るにあたってまず髪を切らなければならず、心が痛みました、私こんなに美女なのにって(笑)。しばらくは不愉快だったけれど、やっていくうちにカッコイイなと思えるようになりました。今はまた髪が伸びてきて嬉しいです。^^
── 初来日ですよね?
シュー:はい。今回日本に行くと聞いてまずお鮨を食べたい!と思いました。あと温泉にも行きたいし、あとディズニーランドにも行ってみたいです。
── 参考にしたキャラクターは?
シンチー:私は「ドラえもん」のスーパーファンだと断言します。かなりの影響を受けていると思います。
── キャスティングについて教えてください。
シンチー:わざわざ女の子に男の子を演じてもらおうとは思っていませんでした。オーディションでたくさんの子供たちをみて、その中でやっぱり彼女にやってもらいたいと思いました。とにかく女の子が男の子の役をやるということは、歩き方から立ち方まで長時間にわたって演じなければいけません。それをやってのけた彼女の才能は素晴らしいの一言で、それは映画を観た方であればきっと感じていただけると思います。
── 演技の上での苦労は?
シュー:辛かったシーンは、箪笥に閉じ込められたときに怯えるオーバーなシーンです。実際2晩かかったのですが、お父さん(シンチー)からは何度も何度も「もっとオーバーに」と言われて大変でした。でも後で観てみんなが喜んでくれているので、今は嬉しい気持ちです。
── あのシーンを少しやってもらえませんか?
シュー:(演技を披露)
シンチー:もうあの頃からはずいぶん下手になったね…(会場笑)
── 監督、俳優としてのシンチーは?
シュー:お父さんは監督としてはとっても忍耐強く演技指導などをしてくれて、現場では非常にシリアスな人です。役者としては私の師匠です。私の知らないたくさんのことを教えてもらいました。お父さんに感謝しています。
── 実生活でも親子になられましたね。
シンチー:親子ものの映画を撮るのはそれほど難しくはなかったです。それは心の中にいつも思っていることを撮ったまでだからです。世の中の父親母親の無償の愛は、この世の中で一番偉大なものです。シューの夢は「映画監督になること」と聞いています。なので今は一生懸命がんばってほしいですし、ぜひ夢を叶えてほしいですね。
── どんな映画を撮ってみたい?
シュー:いろんなジャンルをとってみたいのですが、まずはやっぱりコメディです。お父さんからいろいろ学んでいるから、もっともっと経験を積んで撮ってみたいです。
シンチー:そのときは僕を起用してくれるの?
シュー:…。
シンチー:そのときにならないと分からないよね(苦笑)
── 日本に来るのが一日遅れましたね。それはチャリティーに参加するためだったと聞きました。そのイベントで地震をテーマにした映画を撮りたいとおっしゃっていたそうなのですが?
シンチー:具体的に地震の映画を撮るのか、果たして自分がその映画を撮るのに適しているのか、まだわかっていません。テレビを通じて被災地の悲しい風景を見たのですが、心強い政府からの支援の元懸命に戦っている姿も目にしました。敬意を表したいです。
シュー:5月12日(四川大地震の日)、この日を思うだけでも心が痛みます。地震によって私と同じくらいの歳の子たちがたくさん亡くなっていて、私にできることは家の再建に向けての協力です。私自身もお金と本と衣服を寄付しました。
ここで、日本でもっとも有名なエイリアン、こりん星のゆうこりんが登場。シューちゃんに、捕獲されていた「ナナちゃん」を手渡す。
── ゆうこりんは日本でもっともエイリアンとして活躍されているんですよ。
シンチー:ほんとのエイリアンなんですか?それともテレビドラマ用?
ゆうこりん:うーん、半分エイリアンくらいです。
シンチー:ほんとに?
ゆうこりん:はい…。
シンチー:分かりました。
シュー:お姉さんとてもキレイ
ゆうこ:またエイリアンを扱う映画がありましたらよろしくお願いしますっ
シンチー:(苦笑)早くお会いできてたらもっと良い映画になってたのに。
ゆうこ:次の作品にでれることを期待しています★
シンチー:実は舞台裏でご挨拶させていただいたときに、「今日はどうやってきたのですか?」と聞いたところ「ワゴン車に乗ってきましたよ」と言ってましたよ。不思議ですね。
── どんな映画に出演してみたい?
ゆうこ:アクションが良いですね!
シンチー:カンフーできますか?
ゆうこ:うーん これから一生懸命練習します★
シンチー:では考えて見ましょう アクションのできるエイリアンですね。これは斬新なアイディアです。ありがとうございます。
── ナナちゃんは地球外生命体ということでどのようにイメージされていきましたか?
シンチー:ナナちゃんのモデルは以前僕が飼っていた犬です。エイリアンにしなければなので、頭の部分は毛があって体はプラスチックのような、地球に存在しないものに仕上げました。
── 映画をご覧になっていかがでしたか?
ゆうこりん:いろんなミラクルがあって、とにかくかわいくって。観たらすぐにもう一度観たいと思う、楽しい映画でした!
── ゆうこりんにとってミラクルな“出会い”とは?
ゆうこりん:今日みたいな素敵な出会いのことですね。
シンチー:そう言っていただいてありがとうございます。
シュー:アリガトウゴザイマシタ!(日本語で)
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