the Underneath、ついに国内本格始動

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去る2008年2月末から4月中旬にかけ、アヴェンジド・セヴンフォールドをヘッドライナーに据えながら全米34都市という濃密さで展開されていた<ROCKSTAR TASTE OF CHAOS 2008>。2008年度版の同ツアーに伴う画期的な事件のひとつが、ムック、D'espairsRay、そしてthe Underneathという3組の日本産バンドの全面参戦だったことは、BARKSの読者の皆さんならばすでによく知っているはず。また、この3バンドの合同企画ともいうべきスペシャル・ライヴ<アメリカン・シンドローム>が6月29日に川崎CLUB CITTAで開催されることは少し前にもお知らせしたが、それに先駆け、6月13日には渋谷O-WESTにてthe Underneathのワンマン・ライヴが行なわれることを、この場でお伝えしておきたい。

その前に、まず、現時点ではあまりに情報の少ないこのthe Underneathというバンドの素性について触れておくべきかもしれない。彼らは、「すでに10年のメジャー活動歴を持つ新人バンド」である。メンバーはTAKA(vo)、MASATO(g)、TAL(g)、RYO(b)、MASAKI(ds)という不動の5人。1998年にあのhideに見出され、その翌年にデビューを果たしたTRANSTIC NERVEがその前身だといえば、大きく頷いてくれる読者も多いのではないだろうか?

事実関係を整理しておくと、TRANSTIC NERVEはデビュー以来アルバムとミニ・アルバムを各5作品、さらにはシングル7作品をリリースしてきたが、2007年末、自らのホームページ上で無期限活動停止を発表。そして2008年1月1日、旧来とまったく同じラインナップのまま、the Underneathとして新たに始動することを宣言している。以来、彼らがこれまでに行なってきたライヴは、筆者の認識が間違っていなければ、トータル35本ということになる。すなわちそのうちの34本までは<ROCKSTAR TASTE OF CHAOS 2008>出演時のものであり、残りの1本は帰国後の5月4日に味の素スタジアムで開催された<hide memorial summit>のステージということになる。

そんな彼らの、いわば日本での初めての公式ライヴがいよいよ実現するわけである。改めてその基本情報をここに掲載しておこう。
<the Underneath first live 2008 in Japan“MOON FLOWER”>
2008年6月13日(金)渋谷・O-WEST
開場18:00/開演19:00
http://www.underneath.jp/

また、このライヴと<アメリカン・シンドローム>を経たのち、7月23日には<MOON FLOWER>と題されたファースト・アルバムがリリースされることも決定している。この作品は、すでに去る3月にアメリカで先行発売されている同名のアルバムに、リミックス、リマスタリングが施された日本独自仕様によるもの。作品そのものの詳細についてはまた改めてお伝えしたいと思うが、まずは6月13日、この稀有なバンドの記念すべきライヴを目撃して欲しいところだ。

増田勇一
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