ザ・フラテリス、日本語でサンキュー ジャパン!

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「気取りやフラッツ」(原題: フラットヘッド)がiPod+iTune StoreのCM曲に起用され、世界的大ブレイクを果たしたザ・フラテリス。「気取りやフラッツ」を収録した『コステロ・ミュージック』は本国イギリスで100万枚、日本においても約15万枚ものセールスを記録、待望のセカンド・アルバム『ヒア・ウィ・スタンド』も輸入盤がバカスカ売れている状態だ。

そんな日本盤を待てない熱心なオーディエンス達の中で、話題となっているネタがひとつ。輸入盤にもかかわらず、『ヒア・ウィ・スタンド』のブックレットに、「サンキュー ジャパン!オマエたちはオレラにとってかけがえのないそんざいだぜ」と書かれているのである。日本語で。

バンドが関係者に感謝を意を表す、いわゆる“サンクス・クレジット”に記載されているこのメッセージ、その主は、ベーシストのバリー・フラテリ。

そう、バリーは大の日本好き。実はバリーの日本好きが発覚したのは2007年4月中旬のこと。日本のザ・フラテリスの担当者が渋谷に所用で出掛け、昼食をファースト・フード店で取ろうとしたら隣に、な、なんとバリーが! はぁ? なんでここにいるの?

担当者:「どうして日本にいるの???」
バリー:「日本が好きになったから、オフになったから飛んで来たんだ!」
担当者:「今、どこに泊まってるの?」
バリー:「下北から数駅の友達のところ」
担当者:「アルバム、大ヒットしてるよ。サマソニで会えることを楽しみにしてるから!」
バリー:「そりゃー、すげえや!今度はもの凄いパフォーマンスを披露するからな。またな」
こんな感じの会話を交わしたという。

会話が普通のテンションに見えるが、かなりおかしな状態だ。

2008年5月、音楽専門誌SNOOZERがフロントマン&ソングライターのジョンへ電話インタヴューをお願いしたところ、イギリスのマネージメントから返ってきた返答は、

マネージメント:「バリーも電話インタビューやりたいそうだ。やらせてやって欲しい」
担当者:「OKだけど、ジョンもやってくれるんだよね」
マネージメント:「もちろん!でも最初はバリーからだ。日本のインタビューをどうしてもやりたいそうだからね」

もともと口数の少ないザ・フラテリスのメンバーだが、中でもバリーは最も落ち着いていて、余計なことは言わない寡黙なタイプ。そんな彼が自ら語りたいと言い出すこと自体、レアなこと。これも何より日本が好きだから♪ 貴重なバリーの電話インタビューは6月18日に店頭に並ぶSNOOZERに掲載されることになる。

そんなザ・フラテリスのニュー・アルバム『ヒア・ウィ・スタンド』国内盤は6月18日発売。夏にはサマーソニック08で再び日本の地を踏む彼ら。サマソニのステージでは熱い声援を送り、ばったりと出会うファースト・フード店では、邪魔しないようにそっと…よろしくね。
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