2008年6月17日、X JAPANのYOSHIKIがロサンゼルスで療養中の中、TOSHI、PATA、HEATHの3人が集まり記者会見を行なった。残念ながら、先日BARKSでもお伝えした、X JAPAN世界ツアーの延期の正式発表である。

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前回お伝えした状況(参照:「X JAPAN、世界ツアーが無期限延期」)と大きな変化はない。が、YOSHIKIも少しずつ回復の兆しは見せており、普段の生活には支障のないレベルまで落ち着いているという。とはいえ、激しい動作はもってのほか。健康体であっても身体に極限の負担をかけるX JAPANのドラミングは、しばらく封印する必要があるだろう。

Q:世界ツアーはどうなる?

TOSHI:現在発表している7月5日のパリ、8月2日の台北、9月13日のニューヨークのX PAN公演を全て延期することになりました。ファンに皆様にはご心配、ご迷惑をおかけし、まことに申しわけございません。

PATA:自分も楽しみにしていたんですけど…中止ではないんで延期ということなんで、ちょっと待っていてください。私も楽しみに待っています。

HEATH:今はX JAPANとして一日でも早くステージに上がりたいと考えています。

Q:気になるYOSHIKIの体調は?

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TOSHI:以前から患っていた頚椎椎間板ヘルニアと腱鞘炎が悪化して、身体に負担のかかる行動ができずドクターストップとなり、LAで静養中です。無理をせずに静養してほしいと思ってます。普段の生活に問題はないんですが、ドラムを叩くのは身体に負担がかかること。それは今に始まった話ではないんですが、ここは大事をとって準備をして欲しいと思います。YOSHIKIも無念さが電話の言葉の中から出ていましたが、いろんな意味で万全に準備を整えてそれからでも遅くないと判断しました。それに備えて、準備をしていくつもりです。

Q:東京ドームの時点で既に無理していた?

TOSHI:ドクターからコンサートをやること自体危険なんだが、やるのであればコルセットをきちんとつけてするように、と言われていたんですが、久しぶりに会うファンの皆さんに元気な姿を見せたいと、装着せずにいつもにも増して激しいプレイをしてしまった。僕らも内心心配だったんですが、X JAPANのリーダーとして、プロデューサとしても、準備段階で想像を超える労力がかかっていたので、肉体的にも精神的に大きな負担はかかっていたと思います。また、東京ドーム1日目にドラムに飛び込んだときに血だらけの怪我をしてしまった。そういう状態でhideのメモリアル・ライヴもあって、非常に肉体的なダメージが大きいという状態です。

Q:相当の疲れも出たということでしょうか?

TOSHI:そうですね。再結成にあたって、リーダーとしていろいろな問題を抱えてきましたから。

O:世界のファンも心配しているのでは?

TOSHI:世界中からコンサートの依頼を受けています。台湾サイトではアクセスが殺到しているときいていますし、ヨーロッパでもいろんなサイトでコンサートの実現を求めているとききます。僕らも、“JAPAN”と名の付くバンドですから、日本のバンドとして世界に役立てるような、世界を支えていけるような活動が今後もできればいいと思っています。

Q:現在、YOSHIKIの治療の様子は?

TOSHI:世界中から東洋医学、西洋医学を集め、治療に専念していると聞いています。

Q:しばらくの間ファンの前にX JAPANが現れることはない?

TOSHI:いろんな意味で準備期間…今は、前進のための助走期間と今のこの時間を捉えています。X JAPANとしても完璧を期すため、万全を整えるための準備期間です。そしたら攻撃再開します。

Q:世界のファンに向けてメッセージを。

PATA:申し訳ないが、中止ではなくて延期なのでちょっと待っててください。

HEATH:今は準備も含め、X JAPANの素晴らしいステージを海外の皆さんの前で披露したいので、それまで会える日を楽しみに待っていてください。

TOSHI:X JAPANとしてはいったん延期という形になりましたけど、僕らはYOSHIKIを含め、やる気は満々です。少々お待ちいただきたい。それ以外でもソロで活動しているので、ぜひ応援していただきたいです。世界中で音楽を通して貢献をしていければいいと思いますので、ファンの皆さんにも応援していただきたいと思っています。

最後に、TOSHIから一言、「YOSHIKIは、7月3~6日からのフランス・パリでのジャパンエキスポに是非行きたいといっています。僕らも一緒にいけるなら行きたいと思っています」とのコメントを残した。

大いなる野望とやる気に満ち溢れたX JAPAN。だからこそ、自らの力を確実に表現するために、ベストな環境が整うまでは、必要な時間をしっかりとかけてほしい。肉体的にも精神的にも、そして周りの環境も、綺麗に整ったとき、X JAPANはまだ見ぬ未曾有の奇跡を見せ付けるはずだ。

あせる必要はない。万全までに要する時間、それは不死鳥が背負った十字架なのだ。