マッシヴ・アタック「新作は急いでない」

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グラストンベリー・フェスティヴァルをはじめ、この夏、UKやヨーロッパのフェスティヴァルに数々出演するものの、なかなか新作がリリースされないマッシヴ・アタック。前作『100th Window』('03年)から5年も経つが、本人たちは涼しい顔、「急いじゃいない」そうだ。

3Dは、BBC 6ミュージックにこう話している。「(新作の制作は)ずっとやってるよ。3年、4年、5年になるか。俺たち、急いじゃいないんだ。それが俺たちのやり方だ。だからこそ、まだこうしていられる(シーンで活動していられる)のかもな。当然のこと俺たちは、大ヒット出してすぐに燃え尽きるってことはなかったからな。いつだってスローなペースだ。俺はそれが気に入ってる。なんで急ぐ必要がある。年取るにしたがって、成長していくってもんだろ。それが音楽に出てるといいなと思ってる。だから、“マイ・ペースでやる”っていうのが俺のモットーだ」

新作は完成間近だとも伝えられているが、これまた本人の弁によると、まだどうなるかわからないそうだ。「(どんなサウンドになるかは)正直言って、ミキシングが終わるまでわからない。ミキシングこそ、長い長い作業になりそうだ。多分俺たち、ここで予算の半分を使い果たすんだろうよ。もう一度、最初からってことになってな!」

マッシヴ・アタックは今月、メルトダウン・フェスティヴァル(毎年ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで開かれているミュージック・イベント)の監修を務め、YMO、グレイス・ジョーンズ、ギャング・オヴ・フォー、トム・トム・クラブなどのアーティストを集めた。

Ako Suzuki, London
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