MISIA、ICHIROへの気持ちとアジアへの想い

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6月25日にリリースとなったMISIAの『DECIMO X ANIVERSARIO DE MISIA』がステキだ。

MISIA史上初となるREMIX BEST CDなのだが、2007年12月より行なわれていた<THE TOUR OF MISIA 2008 EIGHTH WORLD>のファイナルとなった横浜アリーナ公演の模様が収録されたDVDも付属した、CD+DVDという豪華2枚組である。

まさしくファン待望の内容となっているのだが、こと注目したいのは、5曲目に収録された「Royal Chocolate Flush(Ichiro 51 Remix)」。日米通算3,000本安打目前のシアトルマリナーズ・イチロー選手を応援するべく創られたSpecial Remixなのだ。

もともと「Royal Chocolate Flush」のオリジナル楽曲をバッターボックスに向かう際の入場曲に使っていたイチロー選手に、3,000本安打の偉業を成し遂げてもらいたいという気持ちを込め、今作に収録されるRemix VersionをMISIAがプレゼントしたものという。

その偉業を彩るそのために作られた作品の存在、もうその音を共有できるというだけで大きな喜びを感じるではないか。

そんなMISIAは、今回、自身初となるアジアツアーの開催を発表している。このアジアツアーはMISIAがデビュー時から思い描き続けた構想であったが、実際にその心を突き動かしたのは2007年9月の台湾公演(新荘体育館、7,000人動員)がきっかけだったという。

台湾では、日本でも空前のブームを巻き起こした「やまとなでしこ」(主題歌:「Everything」)が何度も再放送され大変な人気を博しており、また日本でも放送されたコーセー「雪肌精」のCM(テーマ曲:「そばにいて…」)が台湾で先行オンエアされていたこともあり、MISIAの認知度は抜群だ。そんな状況下、台湾公演でもこの2曲は日本語で大熱唱する盛り上がりをみせる。そんな現地の人々の熱いメッセージも、アジアツアーを開催するに至ったひとつの要因であるという。

そもそもMISIAが持つアジアへの強いこだわり、それはその名前に由来しているのだ。

<ASIAの人々に自分の音楽を伝えたい。>
<音楽界の救世主(メシア)になりたい>

だからMISIA、なのだ。MISIAのASIAへの思いの強さは、計りしれない。

「10周年を迎えるこの年に、デビュー当初からの念願だったアジアツアーが実現し、凄く嬉しいです! ASIAの皆さんと、音楽で一つになっていきたい! ASIA TOUR、とてもとてもとても楽しみにしています」──MISIA

2008年8月30日(土)の台湾公演を皮切りに、9月13日(土)シンガポール、9月20日(土)中国・上海、9月28日(日)韓国・ソウル、そして10月上旬の香港公演まで計5ヶ所で行なわれ、約40,000人を動員する大規模なものになる。このツアー終了後は、日本国内で2009年まで年をまたいだアリーナツアーに突入する予定だ。
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