ジェイ・Z、グラストンベリーでオアシスをカヴァー

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この夏、最も話題になったヘッドライナーといえるジェイ・Zのパフォーマンスが、とうとう土曜日(6月28日)、グラストンベリー・フェスティヴァルで開かれた。ご存知の通り、“ヒップホップがグラストンベリーのヘッドライナー?!”と論争を呼んだが、勝敗はジェイ・Zに上がったようだ。

反対派の代表でもあったオアシスのノエル・ギャラガー。彼は、BBCのインタヴューで「グラストンベリーにヒップホップなんか欲しくねえ」と話したが、なんとジェイ・Zはその映像をビッグ・スクリーンに映し出しショウをスタート。ノエルの「ジェイ・Zにチャンスはない」というコメントが終了するやいなやギターを抱えてステージに登場、こともあろうにオアシスの「Wonderwall」のカヴァーをパフォーマンスしたという。

ジェイ・Z自身はかなり音程を外していたようだが、オーディエンスは大合唱、これで一気に会場が盛り上がったのは間違いないようだ。この後、自身のヒット曲「99 Problems」と続き、“ワールド・クラスのエンターテイナー”との呼び名に相応しいパフォーマンスをみせたという。

噂されていた――ビヨンセ、コールドプレイのクリス・マーティン、リンキン・パークなど――ゲスト出演がなく、その点にガッカリしたオーディエンスは少なくなかったようだが、BBCのリポーターはこのパフォーマンスに10点満点をつけるなど、高い評価を下している。

Ako Suzuki, London
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