白戸家のお父さん、契約書に肉球で堂々サイン

ツイート
いま日本で一番有名な白犬といえば、ソフトバンクのCMに登場する“お父さん”だろう。一家を支える大黒柱として、いろいろな物語を紡ぎつつ、視聴者にほのかな笑いと安心を伝えてくれる。

実はこの“お父さん”の名前は“カイくん”。北海道生まれでもうじき5歳になる俳優なのだ。

カイくんの名前は出身地の北海道の“海”からつけられ、3人兄弟の長男で、妹はネネ、弟はポロ。性格はおとなしく、高いところが嫌いで階段が昇れず、吠え方もゆっくり。好物はソーセージとロケ弁のシャケという、なんとも素朴なワンちゃんなのである。しかし、2004年NHK朝の連続テレビ小説「天花」、2006年TBS系ドラマ「里美八犬伝」、そして2007年からはお馴染みソフトバンクのCM出演と、俳優としての実績は素晴らしく、当代きっての名優犬といっても差し支えなかろう。

そのカイくんが、なんとDVDになって登場することが決まった。ビクターエンタテインメントから9月10日に発売されるDVD『カイくんDVD(仮)』には、カイくんの日常が日記風に撮影され収録されるという。

そしてこのDVD出演に関して、音楽業界初、前代未聞の契約調印式がビクターエンタテインメント本社で行われた。

カイくんの勇士(写真編)

全長8.2メートルという超大型リムジンでビクター本社前に乗り付けたカイくん。社屋前に詰め掛けたファンの声援を浴びつつリムジンから降り立つや、屈強な長身のSPを2人引き連れてレッドカーペットをゆっくり進む。鈴なりになる取材陣にさまざまなポーズで撮影に応える姿は、もはや大物俳優の貫禄さえ感じる対応ぶりだ。

約10分の撮影の後、場所を同社大会議室に移して、代表取締役社長 加藤裕一氏との契約調印式に挑んだカイくん。会場に現れるや浴びせられるフラッシュの雨にも一向に動じる気配もなく、落ち着いた面持ちで椅子に腰掛ける。そして、おもむろに朱肉を掌にズリズリとこすり付け、涼しい顔で契約書に“肉球”でサイン! その後加藤氏のサインも加わり、ここにビクターエンタテインメントとのDVD出演契約が締結されたのだった。

今回の一連の出来事は「ビクター音楽事業80周年記念キャンペーン」の一環。歴史ある同社が、今後の音楽コンテンツの充実に向けて行ったパフォーマンスで、さらなる音楽事業の拡大を決意する意図が含まれている。

さて、“ソフトバンクお父さん”がDVDを含め、今後どのような活躍を見せてくれるのか、いまから楽しみだ。
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス