セックス・ピストルズ、B・パーティーへの人種差別発言を否定

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ブロック・パーティーのフロントマン、ケリー・オケレケが、セックス・ピストルズの関係者から人種差別的な発言を浴びせられた上、殴られたと話しているが、ピストルズのジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)はこれを否定、「ウソつかなきゃならないような奴には深く同情する」とのコメントを発表した。

オケレケによると、彼はスペインで行なわれたフェスティヴァルのバックステージでライドンに遭遇。大ファンだったP.I.L.の再結成の可能性について質問したところ、ライドンは「威圧的かつ攻撃的」になったという。その後、オケレケはライドンの仲間から「お前のそのブラックな態度が問題だ」と言われた上、3人のクルーから顔や頭を殴られたという。

周りにいたカイザー・チーフスやフォールズのメンバーが、オケレケを助けようと間に入ったとも言われている。BBCによると、この出来事はスペイン/英国、両方の警察に報告されたという。フォールズのメンバーも翌日、ステージで「昨日、ジョニー・ロットンとの喧嘩になった」「俺、手錠掛けられたんだぜ」と話していた。

しかしながら、ライドンは「完璧だった夜についてウソをつかなきゃならない奴には、深く同情する」との声明を発表している。「ショウの後、ジョン・ロッテンとマネージメントは、サインをするために残っていた。4時間もかかったが、何事もなく、ほかのスペインのバンドと話しながら楽しくやっていた。これが、あるバンドのジェラシーを引き起こしたようだな」

「フェスティヴァルで嫉妬に狂ったバンドと一緒になると、たいていウソや混乱が巻き起こる。そいつらが話題づくりを必要としているとなると、こういったデマの世界に駆け込むもんだ」

ライドンは、オケレケに向け「大人になれ。本物の男になることを学べよ」と締めくくっている。

ライドンが直接の加害者ではないようだが、オケレケは、口を切りあざができるほどの怪我を負ったといわれている。

Ako Suzuki, London
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