カヴァーアルバムが、何気にそして確実にブームです。

たとえばBARKSが今月掲載した “カヴァーアルバムのニュース” のうち、インパクトがあったものが以下。
・ジブリ楽曲のハウス・カヴァー・アルバム『theジブリ set』
・“ハイ!タケコプターッ!”と絶叫のJ-POPカヴァー『Guilty Pleasures II』
・誰もが知っているヒット曲をラヴァースレゲエにした『MELLOW LOVERS』
・おにゃのこたちが練乳ボイスで一生懸命に歌っている『萌レゲェ』
・ビートルズの曲をメタリカ風にカヴァーする『サージェント・ヘットフィールズ・モーターブレス・パブ・バンド』
なんと、この1ヶ月の間に5枚(しかもこの5本の記事は選りすぐったもの!)のカヴァーアルバム紹介記事。近々にこれだけの強力なカヴァーアルバムがリリースされていくという状況自体を鑑みても、いかにカヴァーアルバムがリスナー的にもレコード会社的にも注目、注力されているか、ということがわかるだろう。つい先日は、パーティー野郎・アンドリューW.K.の兄貴が、J-POPのカバーを毎週リリースしてやる!と宣言したばかり。
カヴァーアルバムが支持される要因としては、誰もが知っている楽曲ということで、手に取りやすいという点が挙げられる。さらにそれら楽曲が新たな解釈やコンセプトによってアレンジされていることで、もっと聴きやすいものになっていたり、新鮮だったり、さらにオリジナルを知っている人たちにとっては、当時の思い出なんかも与えてくれたりする。
つまり、オリジナル曲を知っている層と、コンセプト(レゲエアレンジだったり、ボサノヴァだったり)に共鳴したリスナーが手に取るという、比較的幅広い層にアプローチできるため、手堅いヒットが生まれていると思われる。なお、上に挙げたアルバムのうち、すでにリリースされている『theジブリ set』はオリコン・アルバム・デイリー・チャートで最高10位、ウィークリーでも14位にランクインと早くもヒット。また『Guilty Pleasures II』の前作『Guilty Pleasures』は15万枚を超えるヒットを記録している。
さて、そんなカヴァーアルバムで、編集部が注目した1枚を紹介しよう。これまでリリースした2枚の “ラウンジ系オシャレJ-POPカヴァー” シリーズが、計3万枚以上のヒットを記録した『pure flavor』シリーズの最新作、『Ska Flavor #1』だ。
今回のコンセプトはスカ。米米CLUBの「浪漫飛行」、森高千里「私がオバさんになっても」、宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」といった誰もが知っているヒット曲を心地よいスカ・サウンド、スカ・ビートにアレンジ。気持ちのよいスウィング感とブラスの爽快感が夏にピッタリだ。今回もヴォーカルにフィーチャーされているのは、美吉田 月(みよしだ るな)。
というわけで、静かに、そして確実にヒットしているカヴァーアルバム。BARKSには今回取り上げたアルバムの試聴も用意しているので、まずはそれを聴きながら、あなたのお気に入りの1枚を見つけてみては?
●記事で紹介したカヴァーアルバム収録楽曲の試聴リンク一覧
https://www.barks.jp/feature/?id=1000042072
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