天平のパフォーマンスに、思わずオーディエンスは溜息

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衝撃のスピード、パワー、テクニックで多くの人々を魅了している天平の、初となるコンサート・ツアー<TEMPEIZM TOUR 2008>がスタートした。

8月29日(金)、記念すべきツアー初日は東京六本木サントリー・ホール。まさしく人気急上昇中の天平、彼の驚愕のパフォーマンスも世に周知のものとなり、生のライヴを観ることのできるコンサート・チケットは見事にソールドアウト。売り切れ後も所属事務所やレコード会社に、追加公演を求める問い合わせが殺到しての公演となった。

代表曲のうちのひとつ「幻想曲」からライヴはスタート。タイトル通り幻想的な即興を加えたコンサート・バージョンで一気に観客を包み込んだ。とても両手10本の指で弾いているとは思えない押し寄せる波のような音の洪水が会場全体を圧倒する。音圧の強いパワー溢れる楽曲と、美しいメロディーが織り成す清らかな楽曲とのギャップが本当に素晴らしく、天平の魅力に観客もいつの間にか引き込まれていく。

人気曲「フレイム」を終えて、第一部が終了し、暑さが残る今の季節にぴったりな「夏の記憶」と題した組曲で第二部がスタート。イチローを表現した楽曲「Area 51」と続き、いよいよ本編最後の「鬼神の円舞」へ。まるでフルオーケストラのコンサートを聴いているかのようなダイナミクスとドラマティックな展開と、目にも止まらぬ天平の指先の早い動きに、思わずオーディエンスから溜息がもれる。

拍手は鳴り止む事なくアンコールへと続き、即興演奏を1曲披露。更に海岸沿いを車で走っている時に見た日の出と日の入りの様子を描いた美しい新曲「ホライズン」を演奏し、感動的にツアー初日は終了した。

クラシックのコンサートには珍しく10代・20代の若いリスナーも多数来場した初日のコンサート。今までのアーティストとは一線を画す唯一無二のピアニスト天平は、この先も大きな話題とエポックな作品で、我々を驚かせてくれることだろう。

9月3日(水)福岡ビルボード・ライヴ、6日(土)栃木足利市民プラザ、9日(火)兵庫県立芸術文化センター、そして14日(日)サンポートホール高松へとツアーは続く。9月9日(火)には日本テレビ「踊る!さんま御殿!!」に出演、こちらもお見逃しなく。

◆「幻想曲」演奏映像
◆「一期一会」演奏映像
◆「フレイム」演奏映像
◆天平オフィシャル・サイト

<TEMPEIZM TOUR 2008>
2008年8月29日(金)@SUNTORY HALL BLUE ROSE
【第一部】
1. 幻想曲
2. 一期一会
3. ディスペア
4. 龍の涙
5. エチュード c-moll
6. コンソレーション
7. フレイム
【第二部】
8. 組曲『夏の記憶』(プロローグ~空を駆ける~渓谷~神社~Aki)
9. Area 51
10. 星型のチョーカー
11. 鬼神の円舞
【アンコール】
12.即興
13.ホライズン(新曲)
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