ZEEBRA、「Jackin' 4 Beats」はクラシック・トラックが満載

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先頃から話題となっていたZEEBRAのベストアルバム『The Anthology』に収録される唯一の新録曲「Jackin' 4 Beats」の全貌が明らかになった。

新録曲「Jackin' 4 Beats」は、ZEEBRA本人によるソロ楽曲。日本語HIP HOPの黄金期といえる90年代中期~末にかけての“クラシック中のクラシック”ともいうべき楽曲のトラックを10曲サンプリング、8小説ずつ繋ぎ1曲にするという楽曲。

そのトラックはキングギドラと共にシーンを引っ張っていたMicrophone Pagerのジャジーかつスリリングなトラック「病む街」から始まり、BUDDHA BRANDとシャカゾンビによる限定ユニット:さんピンキャンプでのパフォーマンスが伝説となっている大神「大怪我」、B-BOYの“国家”とまで言われたRHYMESTERの代表曲「B-BOYイズム」、加藤ミリヤがデビュー曲「夜空」で大胆にもサンプリングし話題となりリリース当時からジャンルを超えたアンセムとなったBUDDHA BRAND「人間発電所」、日本のハードコアシーンの集大成といえるLAMP EYE「証言」、ZEEBRAがこよなく愛するグループのひとつラッパ我リヤのクラシック「Do the GARIYA thing」、次世代のシーンの代表として劇的に登場したDABOのメジャー・デビュー曲「拍手喝采」、シーンのスポークスマン的役割を担ったYOU THE ROCK★の傑作「FUKURROU(YAKANHIKOU)」、当時FUTURE SHOCKのレーベルメイトでもあり交流の深かったSOUL SCREAM「蜂と蝶」、ラストはウェッサイシーンからも絶大な支持を受けZEEBRAも強い信頼を置くOZROSAURUSの代表曲「AREA AREA」で締めくくるというもの。

しかもZEEBBRAは、各曲の名ライムも巧みに引用し差し替えるという離れ業のリリックを聴かせている。WOOFIN'10月号インタビューによると“あの時(1996年の『さんピンCAMP』前後)の空気感を甦らせたいんだよね。当時のシーンには<ONE FOR ALL、ALL FOR ONE>っていう精神が凄くあったと思うんだけど、いろんなトラックをひとつまとめることによって、そういう感覚を取り戻したかったっていうか。聴いたヤツらに何かを思い起こさせる、奮い立たせることができればいいなって思っていて”」と語っている。

このコメント通り、「Jackin' 4 Beats」は時代の空気感をひとつの楽曲に詰め込んだ日本のHIP HOPシーンのために贈られた楽曲。プロモーションビデオの制作も決定しており、この内容に相応しい内容になるとのこと。これは期待大だ。

「Jackin' 4 Beats」サンプリング楽曲リスト
1.Microphone Pager 「病む街」
2.大神「大怪我」
3.RHYMESTER 「B-BOYイズム」
4.BUDDHA BRAND 「人間発電所」
5.LAMP EYE 「証言」
6.ラッパ我リヤ「Do the GARIYA thing」
7.DABO 「拍手喝采」
8.YOU THE ROCK★ 「FUKUROU(YAKANHIKOU)」
9.SOUL SCREAM 「蜂と蝶」
10.OZROSAURUS 「AREA AREA」

◆ZEEBRA『The Anthology』トレーラー映像(予告編)
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