クレア&リーズンズ、懐かしきアメリカンポップスの哀愁を

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アメリカの古き良き1950年代のフレーバーいっぱいのノスタルジックな曲満載のアルバムが、日本での発売前の時点で話題になっている。それが、クレア&リーズンズが9月3日にリリースするコンセプトアルバム『The Movie』だ。

曲作りとヴォーカルを務めるクレア・マルダーは、アメリカ音楽界のイノベーター的存在で名ギタリスト&シンガーのジェフ・マルダーの娘。バークリー音楽院出身の才媛で、コケティッシュなエンゼルヴォイスを持つユニークな存在である。

そのクレアが、ベース、ドラムス、キーボードに加え、チェロやヴィオラといったクラシカルな楽器群を従えて作成した“インディー・チェンバー・ポップ”なアルバムが、この『The Movie』。

日本人でも思わず郷愁を感じてしまうような、1950年代のアメリカ映画を彷彿させる楽曲の数々。甘く切ないメランコリックな旋律を歌うクレアの声は、ロマンチックなストリングスの響きと相まって甘美な記憶を呼び覚ます。ジャズ、クラシック、そしてポップスが漫然と一体化してフィルムノアールな音世界が広がり、なんとも言えぬ心地よさを感じさせてくれる楽曲が揃っている。

アーティスト写真やアルバムのジャケット写真もこのコンセプトに忠実で、ひとつの物語を形作っている。

とにかく魅力満載。どっぷりこの世界に浸りきって古き良きアメリカン・ポップスを感じてみよう。

音楽プロデュース・ハウス・スパイスオブライフ
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