キーン「暗黒の時代は終わった」

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2008年10月3rdアルバム『Perfect Symmetry』をリリースするキーン。アルコールとドラッグの問題に悩まされてきたシンガーのトム・チャップリンだが「暗黒の時代は終わった」と復活を宣言した。チャップリンは、2ndアルバム『Under The Iron Sea』をリリースした直後の2006年8月、「自分の問題を解決するためには専門家の助けが必要だ」とリハビリ施設に入院、治療を受けた。

アルコールとドラッグに依存するようになった理由を問われたチャップリンは「『Under The Iron Sea』の中に答えがたくさんあるだろう」とBBCのインタヴューで話している。「たった2年前のことだけど、ものすごく昔のことにように感じてる。なにがあったか、きちんと説明するのは難しい。自分の人生の中でも本当に変な時期だったから。いまでは誰かべつの人の人生だったような気がしている」と話している。

問題を解決することができたというチャップリンは、「キーンというバンドにいること、音楽を作ることにまた夢中になっている」そうだ。そして誕生した新作『Perfect Symmetry』は“ヒッピー”がテーマになっているという。「ジョン・レノンのような人たちが広めていた愛や平和の観念を感じてもらえたらいい」と思っているそうだ。

『Perfect Symmetry』は10月13日リリース(日本盤15日予定)。今月末(9月29日)にはロンドンでスペシャル・ライヴを行なう。

Ako Suzuki, London
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