出演者全員で10時間ノンストップのイベント<nbsa>

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9月14日に新木場ageHaにて行なわれる<National Band School Associates>通称nbsa、これが凄い。

一筋縄ではカテゴライズされないクラブ世代の生バンドたちが、イベンターを介さず自ら企画から運営までを行ない、自分たちの存在意義をかけて実施する、そんな一大イベントがnbsa。

このイベントの何が凄いって、出演するバンドとバンドの間に“転換の時間がない”ところだ。出演バンド間の転換(セットチェンジ)時間自体、退屈な時間だが、出演バンドの数が多くなれば、もはやそれは苦痛でしかない。

しかし、nbsaでは、バンド間の転換時はそれぞれのバンドがセッションを行ない、次のバンドへ交代して数珠繋ぎで演奏していくという。出演前後でコラボが行なわれ、インプロビゼーションも含めながら、音を絶やさぬ状態で次のバンドへステージを受け渡されていく。つまり、イベントの最初から最後までステージのパフォーマンスがノンストップという日本初の試みを行なっているのだ。

▲Cro-magnon
▲犬式a.k.a.DogggyStyle
ステージ上には各バンドのセットが全て並ぶ圧巻のセッティングとなり、その上で、いろんなケミストリーやほとばしるパッションがとどめなく生み出されることだろう。

もちろんこれはアーティスト間の密接な繋がりと高いパフォーマンス力があって初めて、実現する事でもある。“自分たちの存在意義をかけて実施する”と前述した意味はここにある。日頃のライヴでは観られないドラマー同士の共演や、ヒューマンビートとMCのみのVOICEセッション等、次から次へと登場する共演陣を織り込みながら、様々なドラマが展開されていくという。一度ライヴが終了したアーティストも、何度もこの合間のセッションに戻ってくるので、オーディエンスもステージからとにかく目が離せない。出演者全員でひとつのショーのようなイベントともいえる。

MySpaceのnbsa+×÷サイトでは、以前リリースされたこのイベントのコンピCDから、参加アーティスト達の音、そしてこのイベントをオーガナイズするCRO-MAGNON、犬式a.k.a.DogggyStyleらの楽曲のフル試聴が可能となっている。タイムテーブルも公開中だ。

バンド同士のリスペクトを賭けた、シナリオには描ききれないマジカルな音楽のダイナミクスを楽しめる一夜となるだろう。
◆MySpaceのnbsa+×÷サイト
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