アンダーグラフ、「“ジャパニーズロックファイター”は皮肉だらけ」

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しょせんロックは輸入文化。正解なんてたぶんきっとどこにもない。

だから“勘違いでいこう/ここは島国だしな/バレやしないや”と、アンダーグラフは高らかに歌う。そんなすこぶるつきの勢いで、聴くものを圧倒するニューシングル「ジャパニーズロックファイター」。皮肉と開き直りの奥底にある真実に、ちょっとチクリとやられたりもして。

「今回の歌詞はもう、皮肉だらけですね。これを歌ったら、日本で音楽やってるいろんな人がドキドキするかなと思って(笑)。でも、勘違いしてる感じのロックスターは、ちょっとダサイのと同時に、とことん愛すべき存在でもあるじゃないですか。それを形にしたかったんですよ」(真戸原直人/以下同)

その世界観を忠実に表現した今作のビデオクリップには、なんと“成り上がりのロックスター”に扮してあの西城秀樹(!)が出演している。

「もともと共通の知人がいて顔見知りではあったんですけど、一か八かで出演をお願いしてみたら、快く引き受けてくださったんです。しかも秀樹さん自ら“このダサい振り付けを思いっきりカッコつけてやるよ”とか言ってくれて。カッコいい笑いのツボを、僕らなんかよりよっぽど知ってらっしゃいました」

「ジャパニーズ ロック ファイター」PV
「ジャパニーズ ロック ファイター」PVメイキング(1)
「ジャパニーズ ロック ファイター」PVメイキング(2)
「ジャパニーズ ロック ファイター」PVメイキング(3)
PV撮影メイキング写真【フォト・アルバム】

この曲、実は今年春のツアーですでに発表済みだ。楽曲のたたずまいは、アンダーグラフ史上最高の突き抜け具合だが、しかるべき“お行儀の悪さ”を手にした彼らのステージでは、まったく違和感がなかった。

「そういう意味でも、まさに今の僕らを象徴する曲ですよね。だからこそ感謝を込めて、次のツアーではライヴに来てくれた人にお土産を渡したいなと思って」

そう、このCDに封入される引換券を持って10月25日から始まる全国ツアー(全20公演)に行くと、会場で新曲が収録されたCDがもらえる。それは「ジャパニーズロックファイター」のパッケージにセットできるようになっており、要は今作を買ってライヴに行くと、最終的に2枚組みの4曲入りシングルが完成するというわけだ。これはもちろん業界初、いわばライヴ連動シングル。

「ライヴ、来たほうがいいんじゃないかなぁ(笑)。今作では「ジャパニーズロックファイター」、カップリングの「ル」、プレゼントCDに収録した「Sekai-no-Kibou」(新曲)と「ティアラ」のライヴバージョンで、アンダーグラフが今持っている音楽性の幅というか、4本の柱をしっかりと見せられたと思うんです。その軸に沿ってツアーも展開するつもりなので、起伏のある楽しいライヴができそうだな、と。…いや、そうなります!だからもう、絶対来てください(笑)」

文●斉藤ユカ

<アンダーグラフ live tour'08 vol.2 ~六十四泊六十五日 乃 楽園~>
10月25日(土)岡山・CRAZYMAMA KINGDOM
10月26日(日)広島・NAMIKI JUNCTION
10月28日(火)静岡・Sunash
11月04日(火)大分・T.O.P.S
11月07日(金)熊本・DRUM Be-9
11月08日(土)宮崎・SR-BOX
11月09日(日)鹿児島・SR HALL
11月12日(水)宇都宮・HEAVEN'S ROCK VJ-2
11月20日(木)福井・CHOP
11月21日(金)金沢・AZ
11月22日(土)新潟・CLUB RIVERST
11月24日(月・祝)長野・CLUB JUNK BOX
12月05日(金)仙台・CLUB JUNK BOX
12月06日(土)山形・MUSIC SHOWA Session
12月07日(日)青森・Aomori Quarter
12月10日(水)東京・AKASAKA BLITZ
12月19日(金)名古屋・Electric Lady Land
12月22日(月)札幌・KRAPS HALL
12月26日(金)大阪・BIG CAT
12月28日(日)福岡・DRUM Be-1

アンダーグラフ オフィシャル・サイト
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