CANTA、テクニカルでメロディアス、光り輝くロックサウンドが溢れるくらいに詰まったベスト『きらきら』リリース記念大特集

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CANTA 結成6周年記念 CANTAの歴史を凝縮したキラキラのベストアルバム『きらきら』リリース記念大特集 INTERVIEW-01-


──6年間の活動で出された5枚のアルバム中から、選曲するのは大変だったでしょう。どんな基準で?

ルーク篁:ライヴでやってる曲を中心に抽出しました。ノリが良かったりライヴで盛り上がれるハードな曲っていうのかな。でもそれはCANTAの一面であって、もう一面では叙情的な楽曲もあるんですよ。それで今回の『きらきら』リリース後、12月3日にはバラード・ベスト『めらめら』を出すことにしたんです。

──今回の『きらきら』、冬に発売される『めらめら』、タイトルが面白いですね。

ルーク篁:対になる作品になるわけだから“2枚で1つだよ”みたいなイメージを持たせるものにしたくて。で、たまたま“きらきら”って言葉を思い付いたのね。実際、このベスト盤に収録されてるのは、きらきら輝いてる感じの楽曲だし、僕自身、キラキラしてるものが好きだし(笑)、ちょうどいいかな、と。“めらめら”については…また次回ってことで(笑)。

──はい(笑)。全16曲を並べるのに迷いませんでした? 話し合いはまとまりました?

雷電湯澤:今回、選曲も曲順も隊長(ルーク篁)が決めてるから、ほとんど話し合ってないんですよ。ね?

MASAKI:ですよね。

ルーク篁:曲順はね、先に出ているオリジナル盤と重ならないようにしたっていうか。ただ「春の嵐」だけはオリジナルでも最後だから、ちょっとそこは残念だけど。きっとアルバムの最後にハマるタイプの曲なのかもしれないな。

──1曲目の新曲「オルタナ」をのぞいたノッケの(2曲目の)「SHINE」という曲タイトル、最後の「春の嵐」にある♪輝いていた♪♪照らし続けるよ♪という歌詞をみた時、アルバムの始めと終わりの曲がタイトルに通じていて上手い並べ方だな、と思ったんですよ。

ルーク篁:そう思ってもらえるように考えました(笑)。あと、やっぱただのベスト盤にはしたくなかったから新曲「オルタナ」を入れてみたんだけどね。新曲の置き場所は普通ならアルバムの最後ってこと、多いじゃない? だけど俺は敢えて、一番馴染みのない曲がいきなり流れるのもいいかなと思って1曲目にしたんですね。

──ベスト盤なのに聴いたことない曲が流れたらビックリしますよ、古くからのファンも。

雷電湯澤:ですよね。僕ら的なビックリは、レコーディングで録っていた時の「オルタナ」とトラック・ダウンの時に聴いた「オルタナ」の歌メロが違うってことでしたけど(笑)。

MASAKI:トラック・ダウンで“俺らのレコーディングした曲のメロディーと違う!”って顔を見合わせた、みたいな(笑)。

ルーク篁:(笑)うちで作業が出来ちゃうから、どうしてもギリギリまで、もっとよくならないか? と思っていじっちゃうんだよね。

雷電湯澤:しかも普通、レコーディングっていうと2日くらい前にはデモ音源もらって何度か聴き込んでから録るじゃないですか。それがCANTAの場合、録る3分前にデモが聴ける、みたいな状態だから(笑)。まぁ、新鮮な感覚で叩ける、という意味ではいいけど…その初な感じのテイク、曲に対するファースト・インプレッションがCANTAの音源に残るという。

MASAKI:最近の新曲はその傾向がありますね。あの…CANTAのメンバーは僕以外、とにかく年長者、ご高齢じゃないですか。

雷電湯澤:ご高齢って! MASAKIも俺らとそんな変わんねぇじゃん!(笑)

MASAKI:まぁ僕も別に若くはないんですけど。経験積んで年季が入ってくると、より遊び心を大切にしたくなったり、初期衝動みたいなところでプレイすることが魅力的に感じられるんですよ。だから……今のレコーディング・スタイルは僕に合ってます。

雷電湯澤:おっと、そこに着地したか(笑)。

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