メタリカ「ダウンロード訴訟は金のためじゃない」

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2000年、著作権侵害で音楽ファイル共有サイトNapsterを訴えたメタリカ。一部で「金の亡者」と非難を受けることになったが、ドラムのラーズ・ウルリッヒは、訴訟は金目当てではなく、自分たちの曲は自分たちで管理しておきたかったからだと反論した。

当時、映画『Mission: Impossible II』のサウンド・トラックにあわせリリース予定だったデモ・トラック「I Disappear」をはじめ、自分たちの楽曲がほとんど全てNapsterでフリー・ダウンロード可能なことに気づいたバンドは、同サイトを相手取り、著作権侵害、デジタル音楽ソフトの違法使用、不正組織防止条例違反で訴えを起こした。2001年に和解したものの、この訴訟により、メタリカは「金の亡者」との汚名を着せられた。

しかし、訴訟を先導したといわれるラーズは、法的処置を取った理由を『Rolling Stone』誌にこう説明している。「10人のうち9人が“何のためだって? 金だよ”って言うだろ。馬鹿にすんな。金じゃない。コントロールの問題だ。あんなもん全部、ただでくれてやる。でも、それがいつ、どこでどんな風にってことは、俺が決める」

メタリカの行為は、ファイル共有サイトの一部ユーザーからは非難を受けたが、ミュージシャン側からは賛同の声も上がっていた。

メタリカ関連ニュースとして、彼らは、RUN-DMC、ストゥージズ、ジェフ・べック、シックらと並び、2009年度のRock And Roll Hall Of Fame(ロックの殿堂)のノミネートに挙がった。9組の候補から5組が殿堂入りする。式典は4月4日にクリーヴランドのRock And Roll Hall Of Fame博物館で開かれる。

Ako Suzuki, London
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