The Script、アイリッシュ・ロック、R&B、ラップ、ソウルなど多彩な音楽を昇華して、独自のエモーショナルなサウンドを描く超大型新人バンド日本デビュー大特集

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THE SCRIPT スクリプト デビューアルバム『THE SCRIPT』リリース大特集

UKからの超大型新人バンドが満を持して日本デビュー PVやライヴ、インタビューなど豪華6本の動画も大公開


――先日はライヴお疲れさま。演奏も曲も素晴らしいことがよく伝わってくる、とてもいいライヴでした。

グレン・パワー(Dr/Vo、以下グレン):ありがとう。初めての日本でのライヴだったんで、正直なところちょっと緊張していたんだ。どう受け止めてもらえるのかわからなかったからね。でも1曲目が終わってお客さんの拍手を耳にしたときに、ああこれは大丈夫だなと思ったよ。

ダニエル・オドナヒュー(Key/Vo、以下ダニエル):その後に取材なんかで会ったたくさんの人たちから、いいエネルギーを感じたと言ってもらったし、自分たちとしては満足してるよ。

――進むにつれてどんどん熱い演奏になってきたけど、徐々に調子が出てきたって感じ?

ダニエル:ああそのとおりさ。お客さんが僕らを乗せてくれたしね。それと、最初はスローに始まってからどんどん盛り上がって、最後にクライマックスが来る、そんなふうにショーの構成を考えてたんだ。僕らのバンド名の“Script”は脚本という意味だけど、いい脚本ってそういうふうに書かれるんだろうからね。

グレン:いつもステージに上がるときは、初デートに行くような気持ちで臨んでるんだ(笑)。そして、最終的に次のデートにこぎつけられるように頑張ってるってわけ。

――THE SCRIPTのサウンドはとてもユニークだけど、3人のメンバーはそれぞれどんな音楽的背景を持っているの?

グレン:僕の父はシンガーで、家族の中にはいつも音楽があったんだ。僕は8歳からドラムを始めて、15歳のときに初めてちゃんとしたドラムセットを買った。それから色々な先生について習ってきたんだ。

ダニエル:僕の父もピアニストだったんだ。僕は6人兄弟の末っ子なんだけど、兄弟もみんな音楽が好きだった。へヴィメタルが好きな兄もいたし、レゲエとかポップスとかロックとか、それぞれ色々な音楽を聴いていたよ。僕自身はボブ・ディランとかスティーヴィ・ワンダー、ボーイズIIメンとかが好きだったね。

―─ギタリストのマーク・シーハンは?

ダニエル:マークは僕らとはちょっと違って、家族に音楽をやっている人はいないんだ。R&Bとかヒップホップといった音楽に出会って、初めて自分を表現できるものを見つけたという感じだったらしいよ。彼が好きなのはブラック・ストリートとかドクター・ドレーなんかだな。

――最初に買ったレコードって何だったか覚えてる?

ダニエル:自分で最初に買ったのはモンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」と、a-haの「テイク・オン・ミー」の入ってるアルバム(『ハンティング・ハイ・アンド・ロー』)だったよ。あと、覚えてる限り最初に聴いた音楽は、エルトン・ジョンの「ダニエル」だね。父がこの曲をすごく好きで、僕の名前がダニエルだからって、テープをエンドレスにしていつも聴かされていたんだ。あとで聞いた話なんだけど、あるとき音が“キュルキュル”って変になったのであわてて見たら、僕がリールを引っ張ってメチャメチャにしちゃってたんだって。きっと聴き飽きてイヤになってたんだね(笑)。でもそのくらい何度も何度も聴いていたから、体の中に染み付いてる曲だと思う。

グレン:僕が最初に買ったのは、ビートルズの「ツイスト・アンド・シャウト」の入ってるアルバム(『プリーズ・プリーズ・ミー』)。アルバムで買ったんだけどこの曲だけ聴いてたな。これぞロックンロールっていう感じで大好きだった。

 
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