遠藤真理、ビロードの光沢の音色を聴かせるチェロ名曲集

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2005年にアルバム『ジャクリーヌの涙』でデビューし、その若さからは考えられないしっとりした音色と、溌剌とした演奏で高い評価を受けるチェリスト遠藤真理。

彼女のセカンドアルバム『サリー・ガーデン~チェロ・フェイヴァリッツ!』が10月22日にリリースになる。

これは、アイルランド民謡として有名な「サリー・ガーデン」や、フォーレ「夢のあとに」、「アメイジング・グレース」の無伴奏版、そしてバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」など、数々のチェロの名曲を弾いたアルバムだ。

チェロという楽器は、ヴァイオリンほど煌びやかでなく、管楽器ほどハデさはなく、そしてピアノほど音の広がりや音域がない楽器だが、その中音域が中心のしっとりとした音色にハマるファンは多い。チェロのために作られた曲も多く、クラシックの名曲とされる曲も、実はチェロ曲であったりする場合も多い。

遠藤真理は、2006年からのドイツ・ザルツブルクでの留学を経て、飛躍的にその才能を開花させているチェリストの若手第一人者。しなやかな指先から生み出される音色は、女性らしい艶やかさと若々しい清々しさが同居し、アイドルを思わせるルックスと相まって、他の追従を許さない閃きを見せる。

フォーレ「夢のあとに」でのダイナミクス、サン=サーンス「白鳥」の繊細なビブラートでの表現、そして表題曲「サリー・ガーデン」での牧歌的な表情などその表現の幅は広く、心の奥深くに染み入る音色で一枚の絵画を描き出してくれる。

彼女からメッセージが届いている。どうです、可愛いでしょ! 彼女がこのアルバムに込めた思いを切々と語ってくれたので、ぜひぜひご覧ください。

◆遠藤真理からのメッセージはコチラ

◆遠藤真理オフィシャルサイト
◆avex CLASSIC 遠藤真理ページ
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