『みんなのうた』の「あした会おうね」、見事な情景が話題

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NHKで放送されている『みんなのうた』。

古くは「ビューティフル・ネーム」や「山口さんちのツトム君」、最近では「おしりかじり虫」や宇多田ヒカルの「ぼくはくま」、アンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」などなど、楽曲自体の素晴らしさにスポットを当てて、数多くのヒット曲を輩出しているこの番組で、現在、ちょっと注目を集めている曲がある。「あした会おうね」という楽曲だ。

この曲を歌っているのは、7人組バンド乙三.(おっさん)。前作では、PV映像に芸人・にしおかすみこを女優として起用するなど話題を集めた彼らだが、実は、7人中5人が国立音大出身という実力派バンドでもある。

そんな乙三.の2ndシングルとなる「あした会おうね」のテーマは“夕焼け”。曲の中で、日が暮れ、遊び終わって帰らなくてはいけなくなった時の、誰もが持つ小さい頃の切ない感情を歌い上げている。

そして、今回脚光を浴びている理由というのが、『みんなのうた』で放送されているこの曲のアニメーション映像。どこかで見た夕焼けのような、とてもノスタルジックなアニメなのだが、それもそのはず。実はこのアニメーション映像を監修したのは、何と、あの大ヒット映画の原作となっており、単行本も既に1500万部を突破している漫画『三丁目の夕日』の作者である漫画家、西岸良平。アニメーションでは、ベーゴマ遊びのシーンや駄菓子屋シーンなど、昭和の町並みと夕焼けの映像美を展開。音楽と相まって、見事な情景を描き出している。

“夕焼け”をテーマにした楽曲と、『三丁目の夕日』のコラボレーション。子供だけでなく、大人もまた楽しめる作品だ。

ちなみに、11月5日発売の「あした会おうね」のシングルには、NHKで放送のアニメーション映像も収録(今回のシングルはDVD付きのみ)。夕焼けをバックにしたCDジャケットも話題を集めそうだ。

◆iTunes Store 乙三(※iTunesが開きます)
「あした会おうね」のCD情報
乙三. オフィシャルサイト(アニメの一部が視聴可能)
(c)NHK / 西岸良平
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