樋口了一の新曲、全国で大反響

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10月22日に発売された、シンガー・ソングライター樋口了一の「手紙~親愛なる子供たちへ」が全国のラジオで放送され、反響を呼んでいる。

樋口了一は、1993年にメジャー・デビューしたシンガー・ソングライターで、他アーティストに楽曲提供を行なっているほか、人気バラエティ番組『水曜どうでしょう』のエンディングテーマ「1/6の夢旅人」(2003年3月発売)を歌うなど、多方面で活躍している。その樋口了一が約2年半ぶりに発売したシングル「手紙~親愛なる子供たちへ~」は、樋口の友人に届いた差出人不明のポルトガル語で書かれた一通のメールが元になっている。

友人はそのメールを日本語に訳し、樋口に見せてくれた。その内容は、親が子へ書いたと思われる散文のような詩で、親が年老いていく自分の姿と、子供が生まれた頃のあなた、すなわち息子や娘の姿を対比させるというものであったという。

その言葉と、音楽家として味わったことがない表現に感銘を受けた樋口は、この詩にメロディを付け曲にした。

そして、この曲を2008年の初めからライヴで披露し歌いはじめ、樋口自身も込み上げるものを抑えて会場のファンに曲を伝えたところ、会場全体が涙した。そのときの想いを樋口は「何かが浄化されたような瞬間だった」と語っている。

その後、関係者を通じてシングル「手紙~親愛なる子供たちへ~」として10月22日にリリースされた。

8分22秒という、最近のシングル曲としては2倍近い長さがあるため、ラジオ局としても放送することに戸惑いを感じていたそうなのだが「この楽曲はフルコーラスで伝えるべきだ」という意見が相次いだため、全国のラジオ局で放送されることに。

そして放送後には、「感動の涙が止まらない」「親のことをもっと考えるようになった」というメッセージに加え、そのリアルな表現に「聞くのが辛い」というメッセージも寄せられる程の反響が寄せられているという。

樋口自身は「この曲は、この曲を必要としている人に自ら歩いていく曲」と語っている。

テイチク歌詞ページリンク
「手紙~親愛なる子供たちへ~」PV
樋口了一オフィシャル・サイト
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