orange pekoe、「ホットミルク」から10年を経てベスト完成

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ジャズ、ボッサ、ラテンなど世界の様々な音楽をポップミュージックとして昇華し、活動当初から完成度の高い楽曲を生み出してきたorange pekoe。

2002年のメジャー・ファーストアルバム『Organic Plastic Music』は35万枚以上のセールスを記録し、orange pekoeは、その音楽を通じてエコに代表される人々の生活意識の変化やカフェ&クラブカルチャーの発展に、緩やかに、確実に影響を与えていった。“オーガニック・ミュージック”というシーンが生まれたひとつの側面として、orange pekoeの成功は避けて通れないものだ。

1998年秋、大学の軽音楽部の1回生として出会ったナガシマトモコと藤本一馬にとって、orange pekoe結成のきっかけとなったのが、楽曲「ホットミルク」。藤本が作曲したこの「ホットミルク」のデモを聴いた夜のナガシマの日記には“ずっと、藤本君と音楽をやっていきたい”と書いてあるという。

それから10年、5枚のオリジナル・アルバムと数多くの音楽的冒険を繰り返してきた彼らが初のベストアルバム『サン・アンド・ムーン』を11月12日にリリースする。

初音源「LOVE LIFE」、初シングル「太陽のかけら」、メジャー1stシングル「Happy Valley」から最新シングル「Selene」までほぼ全てのシングルを網羅したコンプリート・ベストアルバムで、さらに初回盤はSUNとMOONの”金銀箔押し”デジパックジャケ&高音質SHM-CD仕様だ。オシャレなジャケ・デザインを最大限に活かしつつ、orange pekoeの歌声と生演奏の良さを引き出した最強のセットアップである。

なお『サン・アンド・ムーン』のタイトルどおり、ハッピーでエネルギッシュなグルーヴを「太陽」に、ジャジーかつメロウな魅力を「月」にたとえたコンセプト・アルバムにもなっており、昼夜リスニングタイムを選んで楽しむ事もできる構成になっているのが、orange pekoeらしいこだわりのひとつ。

「振り返ってみると10年間短いようでしたが、収録曲を選ぶために各アルバムを聞き込んでいく内に、その当時お世話になった方の顔がたくさん浮かんできて…それを考えると意外と長かったかもしれません」とメンバー2人は共通の感想を寄せている。

ちなみにジャケット・デザインは初期のorange pekoeにとって重要なヴィジュアル・イメージングのキーとなったイラストレーター、カンバラクニエ氏。ともに関西でアマチュア時代から親交のあった2者の“音楽とイラストのコラボレーション”がジャケットに加え、アーティスト画像、ロゴマーク、グッズ類にいたるまでのトータル・ディレクションという最良の形で結実した。
◆iTunes Store orange pekoe(※iTunesが開きます)
◆orange pekoeオフィシャルサイト
◆レコード会社orange pekoeページ
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