BOUNTY、切れ味鋭いロックチューンが完成 1stシングル「BLACK OUT」リリース大特集

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BOUNTY 切れ味鋭いロックチューンが完成 1stシングル「BLACK OUT」リリース大特集

ロック、バラード、それらを取り囲むデザイン すべてが融合し、ひとつのアートを形作る

INTERVIEW02

──1stフル・アルバム『Tribal』に続いて、今回BOUNTY初のニュー・シングル「BLACK OUT」が発売されるわけですが、「BLACK OUT」はカッコいいロックチューンでした。

Aoi:BOUNTYでいままでやってきた曲のタイプとはまた違って、純粋にカッコいい曲ですね。

KAZUYA:普段は鍵盤で曲を作ってるんですけど、これは曲作りにイライラしてるときに「ギターでも弾くか」ってポロ~ンて弾いたらできた曲。ギターで曲作るなんて、人生のなかで1~2曲。めったにない。

――歌詞はどんなイメージで?

Aoi:ロックな曲ですけど、あまり暴力的な言葉じゃないほうがいいのかなと感じて、KAZUYAさんの繊細さは曲に出てるんで、そこを大切にしようと思いました。作ってたときに、たまたまテレビをつけたら、北京オリンピックをやってたんですね。アスリートがその日その瞬間だけのために4年間頑張ってる姿を見て、これは日々仕事や学業、夢に向かう人たち、どんな人にも重なる部分があるなと思いながら、歌詞を膨らませました。

――PVも見どころ満載ですね。

Aoi:今回はジャケットとPV、全部が統一されてる感じにしたかったんですよ。ちなみに、ジャケットのBOUNTYの文字は僕が描きました。テーマとしては、人間的にではなくて、少し悪い感じ、ヤンチャというか。そういう感じが合う場所は?って考えたのが廃工場でしたね。PVにそういった雰囲気が収められたら、と話はしました。

KAZUYA:撮影場所はホコリがすごくて鼻がずっとむずむずしてました(笑)。でもね、自然のきれいな所だったから、夕方に外が赤く染まってくのをずっと見てました。ロマンティックな感じで物思いにふけってました。

――C/Wの『ENDLESS WHITE』は、本当に美しいバラードですね。

KAZUYA:個人的に、一番作ってて楽しいのはバラードなんですよ。これ、周りには異常に評判がよくて。この曲は声、特殊な声の力も大きいと思うんですが。

――すっごいソフトヴォイスで歌ってらっしゃいますよね。

Aoi:これは自分の一番嫌いな声ですね。

――えぇーー! そうなんだ~。

Aoi:丁寧に歌うのが、イヤなんですよ。ライヴでも必要以上にわざわざ声を荒らすくらいなので。ただ、この曲はそれがいい方向に転がったんですよね。この曲をこういう風に歌ったらものすごい気持ちよかったんですよ。まぁ、聴いたときはすっごい嫌でしたけど(一同笑)こういう歌い方は普段はしないので、引き出されたというか、これも新たな扉を開けた曲ですね。

――歌詞のテーマは?

Aoi:KAZUYAさんと話してて「季語が入ったらいいな」っていうリクエストがあったんですよ。12月に出るし、曲もこういう曲だから冬の切ない感じにしようと。その頃、僕が毎日見てた物語があって。それを僕なりの解釈で描きました。(物語のタイトルは)言わないですけど、こういうと気になるでしょうね~。でも言わない(笑)。

――では最後に、2009年のBOUTYは?

KAZUYA:なかなか攻撃的な1年になるのかなと思います。

取材・文●東條祥恵

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