サーフ・ミュージックの父、トッド・ハニガンの野心作

数々の有名サーフ・フィルムにて、ソングライター／パフォーマー／プロデューサーとして参加し、今日の“サーフ・ミュージック”というジャンルの基礎を築いた“サーフ・ミュージックの父”トッド・ハニガンが、満を持して2ndアルバムをリリースした。

ジャック・ジョンソンを見出したトッドは、その後もトリスタン・プリティマンやコルビー・キャレイのプロデュースも手掛け、サーフ・ミュージックの立て役者として偉大なる功績を積み重ねているアーティストだが、今作からアーティスト名にバンド名も取り入れ“トッド・ハニガン・アンド・ザ・へヴィー29's”と改名、ますますバンド色を増しトッドのエレガントなギター・ソロもより際立っている。

◆「ファーストレーン」試聴
◆「ウェイト・オブ・ザ・ワールド」試聴

今作ではトレードマークのダウンビート・ボーカルを聴かせる曲（M1、M6）に加え、メローなアコースティック・サウンド（M5）、ミステリアスな雰囲気のポップ・ソング（M10）、そして驚きのロックンロール・サウンド（M9）など、ミュージシャンとしての幅の広さを見せている。それは同時に、サーフ・ミュージックなるジャンルがワールドワイドで確立された現在において、次なる新基準の作品作りを提示する姿勢を伺わせるような、刺激的な音への挑戦とそのクリエイティビティを示す作品となっているところがポイントだ。
◆iTunes Store トッド・ハニガン（※iTunesが開きます）
◆トッド・ハニガン・マイスペース